私たち人間にとって運動機能は非常に重要です。手や足、首や腰等の機能は、ともすれば毎日の生活のなかで痛みなく動けて当たり前と思われがちです。しかし、一旦その機能が障害されると精神的にも肉体的にもさまざまな面で困難が生じてきます。
整形外科は全身の運動器をおもに扱う診療科です。またリウマチ科においては、全身の内科的診断・加療も必要とし今日のパラダイムシフトに対応した最新の知識が必要とされます。外傷やスポーツ障害などに対してはその機能の回復を目指すのはもちろん予防医学も重要です。
近年、声高に叫ばれている超高齢化社会の到来を目前にひかえ、変形性関節症や骨粗鬆症などの変性疾患は、今後ますます増加する傾向にあります。「年だからしょうがない」ではなく、医学的根拠に基づいて診断・治療し、さらには予防することで日常生活の質を改善し、健やかな日々を送れるようにすることが重要です。
私は、大学病院、基幹病院におきまして24年にわたり勤務医として様々な治療に携わってきました。この経験を生かし、今後は地域医療にすこしでも貢献できるよう頑張る所存です。また、保存療法が優先されるのは当然でありますが、必要ならば勤務医と開業医の垣根を越え自ら執刀もする整形外科医の新しいあるべき姿を追求して行きたいと考えております。