浦安市富士見で小児科クリニックを開いて、気づけば22年が過ぎました。それに先立つ18年間、順天堂大学医学部附属浦安病院に勤務していた頃を含めると、浦安の地で40年もの長きにわたり、子どもたちの健康を見守り、育み、支えてきたことになります。
この長い年月の中で、私は多くのことを学び、たくさんのご家族や子どもたちから、元気や優しさをいただきました。そして何よりも、共に働いたスタッフ、信頼して通ってくださった皆様のおかげで、今日まで医師として歩んでこられたと、心から感謝しております。
私が診療を続けるうえで、いつも大切にしてきたのは「仁」の心でした。特別な医療技術や最新の設備よりも、目の前の患者さんにしっかりと寄り添うこと―――それこそが、私の目指してきた“良医”としての在り方でした。
ですが、ここ数年は体調の波が大きくなり、これまでのようにしっかりと診療を続けることが難しくなってまいりました。十分な医療を提供できないまま続けることは、私自身の信念にも反します。苦渋の決断ではありますが、2026年9月30日をもちまして院長職を退任し、当クリニックを閉院させていただくことにいたしました。諸般の事情によりご報告が遅くなりましたことを、どうかご容赦ください。
とはいえ、これで「終わり」ではありません。私のあとには、信頼のおける小児科医であり、順天堂大学教授を歴任された寒竹正人先生が、この場所で新たな一歩を踏み出してくださいます。
院長は交代いたしますが、地域の子どもたちへの想いは何ひとつ変わりません。これからも変わらぬご信頼とご支援をいただけましたら幸いです。
また、私自身も完全に引退するのではなく、体調と相談しながら今後も一定の頻度で外来診療に携わる予定です。またお目にかかれる日を楽しみにしております。
これまで本当にありがとうございました。この場を借りて、これまで関わってくださったすべての方に、心からの感謝を申し上げます。
令和8年8月吉日