2024年4月に病院長を拝命いたしました加藤厚です。
千葉県がんセンターは一昨年に創立50周年の節目を迎えました。半世紀にわたり千葉県のがん医療の拠点としての重責を担ってきました。ひとえに県民の皆様の温かいご協力とご支援のおかげであり、心より感謝申し上げます。
2020年10月には地下1階、地上9階建ての新病院がオープンいたしました。今後、旧病院の改修・取り壊し、駐車場整備などが予定されております。その間、患者さんやご家族の皆様には大変ご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
がんの診断・治療は日々進化しており、多様な診断法・治療法が開発されています。手術療法、化学療法、放射線療法を中心とした集学的治療を行っており、都道府県がん診療連携拠点病院として高度ながん診療を提供しています。遺伝子パネルに代表される遺伝子診断の分野では、がんゲノム医療拠点病院として、千葉県内で中心的役割を果たしています。またロボット支援下手術においては早くから2台体制を構築し、泌尿器科、婦人科、消化器外科、呼吸器外科などの分野で精密な外科治療を提供しています。さらにIMRT(強度変調放射線治療)を使った最先端の放射線治療や、県内唯一の温熱療法(ハイパーサーミア)設備を導入するなど、さまざまな治療法や治療機器を積極的に導入しています。
緩和医療に関しては、がんを治療されている中での身体的苦痛や精神的苦痛を和らげ、がん治療に専念できるように緩和ケアセンターやがん相談支援センターを整備しています。また、公的病院としては日本最大の病床数を持つ緩和ケア病棟を有しており、自宅療養の支援を含めた体制を整えています。
今後の50年のがん医療を見据えた新しい技術や治療法の導入を積極的に行っていくと同時に、多様化するがん医療に対応するための職員の教育や育成を行い、がん患者さんやご家族の皆様に信頼していただける医療が提供できるよう、日々努力を行って参ります。