シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、乾燥の症状を引き起こす自己免疫疾患のこと。涙や唾液を作り出している涙腺や唾液腺などの外分泌腺に慢性的な炎症を起こし、涙や唾液の分泌を低下させます。論文を発表したスウェーデンの眼科医ヘンリック・シェーグレンにちなんで名付けられました。


この疾患は、特に50歳代の中年女性に多いですが、子どもからお年寄りまでさまざまな年齢の方が発症しています。厚生労働省研究班によると、日本国内で約6万8千人が病院を受療したというデータがあります。発症原因は、遺伝的要因、ウイルスなどの環境要因、免疫異常、女性ホルモンといった4つの要因が挙げられますが、これらの要因が複雑に関連し合って発症するものと考えられています。


具体的なドライアイの症状として、目が疲れやすい、目がゴロゴロする、まぶしく感じるのが特徴です。症状が深刻化すると、角膜に傷がついて乾燥性角結膜炎や表層性角膜びらんなどが引き起こすこともあります。ドライマウスの症状は、口が乾く、食事中に水分を多くとる、話すぎると声がかれる、などが挙げられます。唾液の量が少なくなるため、虫歯や味覚障害になることもあります。


シェーグレン症候群を治癒する方法は残念ながらまだありませんが、薬や簡単な手術などによって症状の軽減をすることは可能です。


また、シェーグレン症候群患者の中には、他の自己免疫疾患(関節リウマチや全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、血管炎、混合性結合組織病、橋本甲状腺炎、原発性胆汁性肝硬変、慢性自己免疫性肝炎など)を併発している人もいます。


【参照】
http://www.nanbyou.or.jp/entry/111

http://www.twmu.ac.jp/IOR/diagnosis/kougenbyo/sjogren.html

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/08-%E9%AA%A8%E3%80%81%E9%96%A2%E7%AF%80%E3%80%81%E7%AD%8B%E8%82%89%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E7%B5%90%E5%90%88%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%81%AE%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%96%BE%E6%82%A3/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4