特発性間質性肺炎

特発性間質性肺炎とは、人間の肺を形作る「肺胞」と呼ばれるブドウの房のような形をしている細胞が、何かしらの原因によって損傷や炎症を起こす病気です。

間質性肺炎の中でも原因が特定できるタイプはいくつか見受けられますが、患者の半数以上が原因が特定できない特発性と診断されており、発症率が10万人に10〜20人と少ないながらも、患者は様々な症状に悩まされています。

間質性肺炎は肺胞の損傷や炎症などの原因により、肺胞の壁を厚く、硬くしていきます。

初期の段階では自覚症状がないことが多くなりますが、症状が進行すると徐々に呼吸がしづらくなることがあり、重度まで進行すると呼吸困難となるケースも少なくはありません。

直接的な原因として確立されているわけではありませんが、特発性間質性肺炎を発症する患者さんの多くが喫煙者であることから、喫煙が1つの危険因子として認識されています。

根本的な治療法も確立されていない関係から、一度発症すると進行抑制を目的とした薬剤投与で経過観察を図る治療が多くなるでしょう。

あまりにも重度な場合には肺移植も検討されますが、仮に治療で容体が安定したとしても、完治する方法がないため定期的な検査が必要となります。

参照:
http://www.nanbyou.or.jp/entry/156
http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=20
http://www.tmd.ac.jp/med/pulm/d1.html