後縦靭帯骨化症(OPLL)

▪️後縦靭帯骨化症の概要・原因・治療法

後縦靭帯骨化症はOPLLと略されることもある、脊髄症状の難病です。
背中の骨と骨の間には靭帯があり、椎体と呼ばれる骨の前面に後縦靭帯があります。
この後縦靭帯が骨のように硬くなってしまうと、脊髄が圧迫されることによって様々な脊髄症状が発生してしまうのです。

後縦靭帯骨化症では、骨化する後縦靭帯の箇所によって、症状にも違いが見られます。
頸椎の場合には首筋や指先のしびれ、運動障害や感覚障害が見られ、進行が進むと日常生活に多大なる影響を及ぼすでしょう。
胸椎では下半身の異常や歩行困難、腰椎でも下半身のしびれや脱力感などが挙げられます。

後縦靭帯骨化症を発症してしまう原因は明らかにされていませんが、遺伝性の病気であることから何かしらの遺伝子が関与している可能性が考えられるでしょう。
しかし、両親ともに健康体の方でも後縦靭帯骨化症を発症するケースもあることから、遺伝と非遺伝の双方から原因究明が急がれています。

原因が明らかにされていないため、根本的な治療法はありません。
自覚症状の緩和を目的とした薬物療法や、固定装具の着用、症状が重篤な場合には病気の箇所を手術して骨化部位を摘出するか、脊柱管を拡張する方法が多く用いられます。

参照元:
http://www.nanbyou.or.jp/entry/98
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/opll.html
http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/OPLL/03_ch3_OPLL_GB.pdf
http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/OPLL/02_ch2_OPLL_GB.pdf