亜急性硬化性全脳炎(SSPE)

▪️亜急性硬化性全脳炎の概要・原因・治療法

亜急性硬化性全脳炎とはSSPEと略されることもある難病で、はしかに感染してから数年の無症状期間を経て発症します。

潜伏期間は人により5年から10年ほどですが、潜伏期間を過ぎると記憶力の低下や歩行障害などの症状が見られることから、発症を自覚する方が多いでしょう。

発症率は非常に低く、はしかに感染した方の数万人に1人程度しかおらず、日本全国の患者数も150人と少ない特徴が挙げられます。

亜急性硬化性全脳炎を発症する時期の多くは学童期で、患者全体の実に80%を占めていますが、特に1歳未満にはしかを発症した子供や、免疫機能が低下している時に発症した男児に多く見られるでしょう。

亜急性硬化性全脳炎ははしかウイルスによりゆっくりと脳の炎症を引き起こし、中枢神経を脅かす病気ですが、発症して数年から数十年の後に死に至る重篤です。

はしかウイルスが原因で亜急性硬化性全脳炎を引き起こすことは解明されているのですが、なぜ数年の経過を経て発症するのか、その原因はいまだ解明されていません。

症例も少ないことから治療法も確立されておらず、亜急性硬化性全脳炎のメカニズム解明とともに、新しい治療法の開発も急がれています。

参照元:
http://www.nanbyou.or.jp/entry/42
http://prion.umin.jp/sspe/gaiyo.html
http://prion.umin.jp/guideline/guideline_sspe.html
https://www.shouman.jp/disease/details/11_29_071/