乳幼児突然死症候群

初診に適した診療科目

乳幼児突然死症候群はどんな病気?

乳幼児突然死症候群とは、睡眠時に何の前触れもなく乳幼児が突然死亡してしまうと言うものです。1歳未満での発症が多いとされています。詳しい原因は未だ詳しくはわかっていませんが、うつぶせ寝を避けてなるべく仰向けで寝かせることや、乳幼児の近くで喫煙をしない事、人工乳ではなくなるべく母乳を使って育てることが最善の予防策とされています。

主な症状

昨日まで、それどころか数時間前まで普段通りに生活していて特に変わったことがなかった乳幼児が朝突然亡くなるというのが乳幼児突然死症候群です。その症状は本当にその名の通り何の前触れもなく突然にやって来るのが特徴です。事前に何らかのサインなどが無いので防ぎようが無いと言われている病気です。年間に何人もの乳幼児が亡くなっている、ということを子育てをしている方たちは忘れてはいけません。

主な原因

乳幼児突然死症候群とは、それまで元気だった赤ちゃんが事故や窒息ではなく、眠ってる間に突然死亡してしまう病気です。生後2ヶ月から6ヶ月に多いとされてます。SIDSの原因はまだ分かっていませんが、男児、早産児、低出生体重児、冬季、早朝から午前中に多い事やうつ伏せ寝、両親の喫煙、人工栄養児で多いという事が研究から分かっています。

主な検査と診断

いきなり子供が死亡する乳幼児突然死症候群かどうかの診断に使える有効な検査方法は今のところ、判明してはいません。この病気は症状の申告だけで、確定できるものではありませんし、眠っているだけのように見えてたのに、もう死んでいた、というケースは多々あります。呼吸器の先天性、後天性のものと考えられているため、呼吸器の検査で判明すると考えられますが、それでも有効な方法はありません。

主な治療方法

乳幼児突然死症候群は、発症の原因が分かっていないため、根本的な治療法はまだありません。ですが、予防法として、母乳で育てる、うつ伏せに寝かせない、喫煙をしないことが明らかとなっています。母乳で育った乳幼児は発症率が低い、うつ伏せに寝かせることにより、発症のリスクが高くなるといわれています。喫煙は、タバコに含まれるニコチンが、覚醒反応や呼吸中枢に悪い刺激を与えてしまうということが分かっています。