カンジダ膣炎 カンジダチツエン

初診に適した診療科目

カンジダ膣炎はどんな病気?

カンジダ膣炎(膣カンジダ症)は、膣に常在しているカンジタという真菌が、膣の中で異常に繁殖するため発症する疾患です。
風邪や睡眠不足などの体調不良時に発症しやすくなります。この病気にかかると外陰部に熱を持ったようなかゆみが現れます。また酒粕のようなおりものが増えます。
外陰部は赤く腫れ、小さな嚢胞を伴うこともあります。感染していても症状が現れないことがあり、普通は症状が現れたときに治療をします。

主な症状

カンジダ膣炎(膣カンジダ症) とは、女性の20%位が経験すると言われる病気です。性病と思われがちですが、必ずしも性交が原因ではありません。
主な症状としては、膣(その周辺)のかゆみ・粘度の高い白いおりもの・膣の灼熱感・排尿時や性交時の痛み等があげられ、外陰に発疹が現れる事もあります。
カンジダ菌自体は常菌の為、感染していても全ての人がこの様になるとは限りません。

主な原因

カンジダ膣炎(膣カンジダ症) が生じてしまうのは、カンジダ・アルビカンスというカビが原因によってかゆみ、痛み、おりものの量が増えたり、赤く腫れてしまったりしてしまいます。
感染経路は、口の中、皮膚、消化管などから感染してしまう病気であり、抵抗力の低下、ホルモンバランスの変化などによって体内の環境が乱れてしまうことで、症状がでてしまうことが多いです。

主な検査と診断

カンジダ膣炎(膣カンジダ症) の検査方法は尿検査と膣分泌検査を行います。
膣分泌検査では専用のめん棒を使い、膣内の分泌液を採取し、顕微鏡で調べ菌の検出をします。このような菌体を検出する鏡検と帯下を培養する検査があります。また培養する方法のほうが鏡検よりも検出率は高くなることから、培養検査が一般的におこなわれています。この検査の結果は24~48時間でわかります。

主な治療方法

カンジダ膣炎(膣カンジダ症) の主な治療法は、膣錠の挿入、抗真菌薬軟膏の塗布、膣洗浄などが挙げられます。
ビタミン剤の飲み薬と共に、軟膏を患部に塗るなど、カンジダの菌を増殖させないように生活習慣を見直し、栄養状態を改善してバランスのとれた食生活を送ることが大切です。
日和見(ひよりみ)感染を起こさないように、体の環境を整えることが重要とされています。