陰茎折症 インケイセッショウ

初診に適した診療科目

陰茎折症はどんな病気?

陰茎折症は勃起した陰茎に極度な力が加わった時に、陰茎海綿体を包む白膜などの組織が断裂してしまい、陰茎が変形したり腫れ上がったりする外傷です。
内出血が起こるために広範囲にわたり腫れます。また折れた時にはボキッという破裂音がする場合もあります。
治療は外科手術による結合・修復を行います。早めの治療をしないと後遺症が残る場合もあります。

主な症状

陰茎折症では、陰茎が折れたような感覚を感じることがあります。海綿体の損傷の瞬間には破裂するような音が聞こえることもあります。
裂けた白膜から出血し、それまでに比べて陰茎が左右のどちらかに曲がっていたり広い範囲に赤や紫色の腫れが認められます。

主な原因

陰茎折症とは、勃起した状態で、過度の負荷がかかることにで発症します。
陰茎は陰茎海綿組織の膨張によって硬くなります。セックス時、特に女性が体位を無理に変化させたり、朝立ちの状態でお子様に踏まれたり、排尿の時などに、手指で勃起の角度と反対側に強く曲げたりするなどの行為、勃起時に重いものが落下したりすることが原因となって発症します。

主な検査と診断

陰茎折症は、陰茎の変形や著しい皮下出血などの症状から、診断は触診でも比較的簡単に判断が出来ます。
しかし、皮下血腫が広範囲であれば、断裂部位の確定は触診のみでは困難な場合も多く、MRI検査が行われる事もあります。

主な治療方法

陰茎折症の治療法は、手術によって裂けた白膜を糸で縫い合わせる修復手術を行います。通常、緊急手術が必要です。
勃起不全(ED)や勃起時に痛みを伴う有痛性勃起などの後遺症が残る可能性もあります。