肋間神経痛
肋間神経痛はどんな病気?
肋間神経痛は肋骨の間の神経に痛みを伴う症状で、激痛の場合や鈍痛の場合があります。激痛の場合は胸部の筋肉痛に少し似ています。咳や深呼吸、食事時などに痛みがあります。
原因は様々ですが、一番大きな原因はストレスといわれています。十分な休養を取ることによって症状を軽減させることができます。
しかし、一般的には激痛は直りますが、鈍痛の場合は完治が難しいといわれています。
主な症状
肋間神経痛の症状は、脊髄から肋骨にかけて走る痛みです。脊髄から肋骨の間には肋間神経が通っており、深く息をした時や咳き込んだ時に神経に痛みが走るのです。ほとんどの場合、このような痛みは発作的に起こりますが、痛みが襲ってきたと同様に発作的に痛みが消えてしまうのが特徴です。
ただし、発作的な痛みがひどい状態になると、今度は肋間神経以外の部位にも痛みが拡大してしまうこともあります。
主な原因
脊椎神経が何らかの理由により圧迫されて発生する神経痛が肋間神経痛という事になりますが、この原因はかなり多岐に渡っており、特定する事はなかなか大変です。つまり脊椎神経を圧迫する要因が色々と考えられる訳です。具体的な要因として骨や筋肉系の腫瘍によるものや椎間板ヘルニアなどが挙げられます。
また、ちょっとした骨折や脱臼でも神経を圧迫する可能性があり無視できません。
主な検査と診断
肋間神経痛の症状を調べる検査方法は、まずはじめに骨の変形がないかどうかを調べる必要があります。脊椎からの末梢神経に異常がないかを調べるためにエックス線での検査がおこなわれます。
骨の状態をより詳しく調べるためには人体を輪切りにして撮影できるCTスキャンやMRIなどを使っての検査がおこなわれます。
痛みが腫瘍のせいで起こっている疑われるときはシンチグラムがおこなわれます。
主な治療方法
肋間神経痛の治療法は、一般的である鎮痛薬を服用したり、患部に湿布を塗布して様子を見ることがほとんどとなります。外傷が原因で発症した場合は骨を固定するための器具を使います。この症状と似た痛みが狭心症であり、長期間治らない様ならば狭心症の可能性もありますので、その場合は他の臓器系の疾患を疑い再度診断を受けることが重要です。