唾液腺がん ダエキセンガン

唾液腺がんはどんな病気?

唾液腺がんは唾を分泌する唾液腺にできる悪性腫瘍のことです。耳下腺に最も多く発症します。次に顎下線に多く発症します。耳の下や顎の下にしこりができることで異変に気づきます。しこりは急に大きくなることがあり、痛みや顔面麻痺を伴う場合は悪性腫瘍である可能性が高いです。また首のリンパ節に転移する場合もあります。がんの完全な摘出手術が治療法になります。その後放射線治療を行うこともあります。

主な症状

唾液腺がんの症状には、耳の下や顎、首の周りに様々な違和感が出るようになります。舌にできることもあります。しこりが出来ると急速に大きくなっていくのが特徴です。もともとあったしこりの場合も悪性化することがあります。耳の下にできたがんであると顔面神経に影響を与え麻痺がおこることもあります。また、進行により頸部リンパ節にしこりを感じることがあります。

主な原因

唾液腺がんが出来る原因には、喫煙による生活習慣が考えられています。男女ともに喫煙をしている人としていない人との間では数倍も発症のリスクが変わっています。喫煙とともにアルコールを大量に摂取している人も注意が必要です。また、過去に放射線の治療を行った人や放射線に被曝をした人も発症する確率が高いです。このがんは遺伝的要因も考えられています。

主な検査と診断

唾液腺がんとは唾液を分泌する唾液腺の中に、腫瘍ができることがあります。また良性から悪性まで非常に種類があります。耳の下や顎の下にしこりが出来て急速に腫れます。痛みや顔面神経の麻痺などを伴う場合があります。良性のものを日常生活で触っていたりすると刺激で大きくなったり悪性化する場合があります。検査方法で悪性と判明した場合がんの完全摘出が必要となります。放射線知力などがあります。

主な治療方法

唾液腺がんの主な治療法は手術による摘出が効果的です。手術による治療の補助として、抗がん剤治療や放射線治療を行うこともありますが、抗がん剤や放射線には大きな効果はありません。しかし、大きさや進行の度合いによってはこれらの治療のみを行うこともあります。耳下腺にできたがんの場合、顔面の神経に影響を与えることも多いため、顔面神経の摘出したのちに顔面神経を再建する治療もおこないます。