声門がん セイモンガン

初診に適した診療科目

声門がんはどんな病気?

声門がんとは、喉の声帯部分にできるがんで、咽頭がんの中でも発症頻度の高いものです。タバコが大きく影響していると考えられ、初期症状は声がかれる、食べ物を飲み込みずらいなどの違和感があわられます。このような症状が長引くようであれば疑いが強まります。治療は薬物による化学療法と放射線治療が行われます。進行状態によっては手術による腫瘍の摘出が行われます。

主な症状

声門がんの症状としては、声のかすれ、しわがれ声があります。。低いガラガラ声や雑音が入ったざらざら声、息がもれるような声など、声の変化は初期の段階で早くにあらわれます。がんが米粒ぐらいの大きさから声の異常がみられます。これらの声の異常が1ヶ月以上続く場合は咽頭がんの疑いが強くなります。進行すると、食べ物を飲み込む時に痛みを感じたり、出血や呼吸困難を伴ったりします。

主な原因

声門がんの原因について説明します。このがんはたばこを吸っている人に多く、たばこが要因で発症することが多いです。また、お酒を飲んだ場合も発症する確率が高くなります。毎日、アルコール度数の高いお酒を飲むと発症する事があります。アルコールの様な刺激物を摂取すると喉頭が傷ついてしまいますからその結果発症することもあります。女性よりは男性の方が発症率が高く、男性のである場合も一つの要因となるでしょう。

主な検査と診断

声門がんの検査方法は、声がかすれたり嗄声と言うささやくようなしわがれ声になるなど、声に変化が出やすいので問診でも病気が疑われやすいです。間接喉頭鏡や軟性喉頭ファーバースコープで検査を行うことになります。発生している部位を確認することでこの病気と診断がつきますが、患部の組織を採取して、顕微鏡検査を行う生検でがんの確定診断を行います。

主な治療方法

声門がんの治療法は、病期(ステージ)により異なります。病期はT1(初期)~T4(末期)に分けられます。初期の段階ならば、声帯を摘出せずに治療できます。まず、T1においては、放射線治療が行われます。次に、T2においては、放射線化学療法が行われます。そして、T3においては、喉頭部分切除術が行われます。最後に、T4においては、喉頭全摘出術が行われます。