卵管がん ランカンガン

初診に適した診療科目

卵管がんはどんな病気?

子宮と卵巣をつなぐ管を卵管といいます。その管に悪性腫瘍が出来た場合がに卵管がんと診断されます。女性器内でもがんの発生率が1パーセント程度の珍しいがんでもあります。自覚症状としては初期はほとんど無自覚で、病状が進行すると水のようなおりものや黄色みをおびたおりもの、腹部のはりなどがあります。治療は手術による卵巣、卵管、子宮の摘出や抗ガン剤、化学療法などが考えられます。

主な症状

卵管がんは非常に珍しいがんであるため、症状があってもこのがんであると気づかない方も多いでしょう。はじめのうちは特に何も異変を感じないことが多いです。その後、不正出血、下腹部痛、水様性帯下が見られます。水様性帯下が見られることは少ないのですが、この状態が見られるとこのがんであると考えられます。また、がんが進行すると外側から触れるようになります。

主な原因

卵管がんが起きる原因は、珍しいものでありまだ解明されていません。しかし出産をしたことがない女性や不妊の女性に発症することが多いため関係があるとされています。また、卵巣のがんから転移して起こることも多く、中高年からの女性に多く見られます。卵巣がんなどの婦人科系のがんや、乳がんなどを発症した人のいる家計にも起こりやすてされています。

主な検査と診断

卵管がんの検査方法としては初めに内診検査があります。膣や肛門から医師が指を挿入し、卵管のはれやしこりを触診します。また経膣超音波検査も行われます。加えて、MRI,CTの画像検査と、血液検査で腫瘍マーカーの測定をします。子宮口のスメアテストと子宮内膜細胞診を行い、陽性でありながら子宮頸部と体部の組織検査でがん細胞が発見されない場合に卵管に癌があると診断することができます。

主な治療方法

卵管がんは、卵管にできるがんのことで非常に珍しく卵巣系のがんの1パーセント未満のがんなのです。そのため発見される時にはすでにかなり進行してしまっている段階が殆どなのです。このがんの治療法としては、外科的手術でがんを除去する方法が第一に取られます。またあわせて放射線治療や抗がん剤治療をおこなうことでかなり効果が出てくるはずです。