絨毛がんジュウモウガン

絨毛がんはどんな病気?
絨毛がんはその約半数が胞状奇胎を、残りのうちの半数が正常妊娠を、最後の残りを流産や子宮外妊娠を原因として発症する絨毛細胞ががん化する疾患です。このがんの大部分は子宮に病巣を形成しますが、転移先にのみ病巣が現れるものや、妊娠とは関係なく卵巣や精巣などの生殖細胞に発生することもあります。このがんは血流にのって転移をしやすい特徴がありますが、化学療法で大部分の場合で治癒するようになりました。

絨毛がんの症状
絨毛がんは、初めは無症状のことが多いです。しかし、このがんと深く関係する胞状奇胎を発症していた場合は、治療や健診で早い段階で見つけることも可能です。また、主な特徴として、性器からの不正出血、帯下が増加するといったものが一般的です。進行するにつれ、卵巣が腫れる、腹部内出血を起こすために腹部の膨満感や下腹部痛がみられたり、つわりの現象が起こることがあります。

絨毛がんの原因
絨毛がんを発症する患者の多くは、胞状奇胎という絨毛細胞に由来する病気にかかったことがある人が多いです。約半数が胞状奇胎になったあとに発症しています。そのため、胞状奇胎にかかった場合はがんの発症を防ぐために定期検診をすることが重要です。また、子宮外妊娠や流産が原因で発症する場合もあります。正常に妊娠、分娩をした場合でも起こる可能性はあります。

絨毛がんの検査と診断
絨毛がんの検査方法は、「尿検査」によるhCGというホルモン(絨毛性ゴナドトロビン)の測定、「腫瘍マーカー検査」(血液検査の一種)での腫瘍マーカー値の測定と、この病気は、初期段階から、脳や肺、肝臓などの臓器に転移する可能性があり、全身への転移の状況を調べるため、「胸部X線検査」「CT検査」「超音波検査」などの、画像による検査もあわせて行われます。

絨毛がんの治療方法
絨毛がんは、かつては進行が速く、他の部位に転移をしやすいために悪性度の高いがんと呼ばれていました。しかし、現在では外科手術によりがんのある部分やその周囲の臓器を摘出することや抗がん剤を使用する治療法で生存率も上がっています。特に、このがんは抗がん剤が効きやすいとされ、また、有効な抗がん剤も複数あるために寛解率も高いものとなっています。

絨毛がんの初診に適した診療科目

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