突発性血小板減少性紫斑病 トッパツセイケッショウバンゲンショウセイシハンビョウ

初診に適した診療科目

突発性血小板減少性紫斑病はどんな病気?

血小板が減少することで出血しやすくなり、皮膚に紫斑が出る病気です。

主な症状

内出血による紫斑、血尿、歯茎からの出血や鼻血、月経過多などの症状がみられます。

主な原因

特発性は、血小板に対する自己抗体ができ(免疫作用)、血小板が破壊され減少してしまうことによります。また、ピロリ菌との関連もあるといわれています。

主な検査と診断

抹消末検査、血液凝固検査、骨髄検査などで診断されます。ほかの病気が原因でないことを確かめる検査や、遺伝性の血小板減少症の可能性を除くため、家族の人の血液検査をおこなうこともあります。

主な治療方法

特発性の急性の症状の場合は、大半が自然治癒します。慢性的な場合は、血小板を増加させる治療が行われます。ホルモン剤などの薬の投与によりある程度血小板の数を回復させ、日常生活に支障のないレベルにまで戻します。また、改善しない場合には、血小板を撃退する役割がある脾臓を摘出することもあります。ピロリ菌除菌治療も症状に応じてします。