高尿酸血症

初診に適した診療科目

高尿酸血症はどんな病気?

高尿酸血症とは、血液中に含まれる尿酸の値が高い状態の事です。尿酸の値が高い事は、全身に血液が回っている最中に尿酸が滞る場合があって、特に足の部分の血管の部分に滞りやすい特徴を持っています。足の部分に滞ると、痛風の症状が出ます。痛風の症状は足の部分が赤く腫れ上がって、激痛がすることが特徴であるので、ひどいときは病院にいく必要があります。

主な症状

高尿酸血症とは、日本では通風として知られている病気のことで、ひざがはれ上がり歩くことも困難になる症状が出ることでよく知られています。一般的に肉やアルコールなどを大量に摂取している人がかかりやすく治療法としては食事制限をして高カロリーで高脂肪のものを摂取することを避けることが一番効果があると医学的に証明されているのです。

主な原因

普通、産出された尿酸は体外に排泄されることで体内の尿酸値のバランスを取っていますが、そのバランスが崩れることで高尿酸血症を発症します。その原因としてはビールやレバーなどのプリン体が多く含まれる食材の摂り過ぎによる産出促進や慢性腎不全や1型糖尿病などの腎機能の低下による排泄低下があります。また、肥満もリスクファクターとなります。

主な検査と診断

高尿酸血症の検査方法としておこなわれていくものはとても多くの検査をしていくことになります。そのひとつが血糖値の測定や尿糖値の測定、血中インスリン活性の検査をおこなっていきます。またその他にも、ブドウ糖負荷試験でインスリンの働きを調べたりC-ペプチドを測定していく検査やグリコアルブミンの測定、フルクトサミンなどの検査もおこなっていきます。

主な治療方法

高尿酸血症の治療法は、薬物療法がメインとなりますが、食餌療法も大事になってきます。薬物治療では尿酸産生亢進型の患者には尿酸合成阻害薬、尿酸排泄低下型の患者には尿酸排泄促進薬使用するのが原則となっています。食餌療法ではアルコールの摂取や動物性食品に多いプリン体の摂取を控え、野菜類を多く取り、適度な運動が良いとされます。生活習慣を改善し規則正しい生活を送るのが大切です。