乳腺炎 ニュウセンエン

初診に適した診療科目

乳腺炎はどんな病気?

乳腺炎とは、母乳が乳腺で詰まってしまい炎症を起こしてしまうことをいいます。また、母乳に関係しなく、乳腺に細菌が詰まって炎症になることも指します。授乳時期に一番多いとされる疾病です。人によって症状や対処法が違いますので、注意が必要になります。間違った治療法をしてしまうと悪化してしまうおそれがありますので注意が必要になります。

主な症状

乳腺炎は、乳房に痛みを伴い、微熱または高熱が出ます。原因は、母乳が詰まることで炎症を起こすためです。主な治療法としては、漢方などの処方がありますが、マッサージや赤ちゃんにしっかりと母乳を飲んでもらうことでも解消できます。しかし重度だと、膿を手術で取り除くことになりますので、早めの治療が必要です。風邪と似た症状なので気を付けましょう。

主な原因

母乳育児をしている母親は食べるものに気を付けなくてはいけません。甘すぎるもの、辛すぎるもの、脂っこいものを食べ過ぎると乳腺炎を引き起こしてしまいます。腺が詰まったり、お乳の味がおかしくなり、赤ちゃんが飲まなくなるからです。寝不足がひどかったり疲れているのも原因のひとつですが何といっても和食中心の生活を心掛けることが大切です。

主な検査と診断

乳腺炎の検査方法は以下になります。マンモグラフィーという乳房専用の撮影装置で乳房内にしこりや石灰化した部分がないか調べます。この検査では触診ではわからない小さなしこりまで確認できます。乳房超音波検査で、エコーにより乳房にしこり等がないか調べる方法もあります。また、炎症の度合いを知るため血液検査をします。細菌に感染していれば白血球数が増加します。

主な治療方法

乳腺炎の治療法は、急性化膿性か急性うっ滞性かで治療の方法は変わってきます。急性化膿性の場合は、発症が発見次第、有効な抗生物質と消炎鎮痛剤を投与します。これは急性化膿性の治療において基本です。乳房を冷やす事で疼痛などの痛みを軽くしますが、授乳期という環境では困難であることが多いです。膿瘍が出来た場合は、膿を注射針で吸引するか膿が入っている袋を切開して取り出す方法を取ります。