慢性呼吸不全マンセイコキュウフゼン

慢性呼吸不全はどんな病気?
慢性呼吸不全とは、血液中の酸素の量が一定よりも低下した状態が、一ヶ月以上続くことを言います。これは、肺の機能がそこなわれることで、酸素の量を取り込む能力が低くなるために起こります。そのため、血液中の酸素の量が低下したり、二酸化炭素がたまってくるなどします。また、体内に酸素が足りない状態が続くことで、他の様々な臓器に障害が発生します。


慢性呼吸不全の症状
慢性呼吸不全の症状は呼吸数が増加する頻呼吸、脈が速くなる頻脈、肺動脈や頸静脈が膨れたり、浮腫、チアノーゼがみられます。これらは、あまり自覚しづらいものです。重症になると、体重の減少や胸鎖乳突筋、斜角筋が肥大して肩呼吸になったりします。急性炭酸ガス血症を伴う場合には、人格の変化や、頭痛、錯乱、昏睡などが生じ、生命を脅かす可能性があります。

慢性呼吸不全の原因
慢性呼吸不全は、肺気腫、肺結核症の後遺症、気管支拡張症、間質性肺炎、職業性肺疾患、肺がんなどの悪性腫瘍性疾患など、呼吸器官の疾患が原因となって、一ヶ月以上動脈血の酸素濃度が通常値よりも、はるかに低い状態が続いていることをいいます。血液中の酸素が足りないということは、さらなる合併症や臓器障害を引き起こす危険が伴ってきます。

慢性呼吸不全の検査と診断
慢性呼吸不全の検査方法は、問診をした後、呼吸器間の疾患が疑われる場合に、続いて胸部X線の写真をとることになります。肺の周辺に病変がないか、広がりがないか、重症になっていないかを調べるのです。そして動脈血ガス分析を実施することで、それらはより正確にわかるようになります。心電図も有効で、心臓の疾患ではないかを調べ、細菌を培養してみることで、細菌性であるかどうかのチェックも同時にやっていきます。

慢性呼吸不全の治療方法
慢性呼吸不全の治療法の一つに、在宅酸素療法(HOT)があります。病院を離れた日常で、酸素吸入器を常に携帯して酸素を吸入しながら生活するという方法です。在宅酸素療法を取り入れると、なにげない日常生活中の呼吸不全が大幅に改善します。機械を導入する必要がありますが、コンパクトサイズもありますので、吸入器を装着したまま就業することも旅行に行くことも可能です。

慢性呼吸不全の初診に適した診療科目

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