肺水腫ハイスイシュ

肺水腫はどんな病気?
肺の中で血液の成分が血管の外へ浸みだし、液体成分がたまってしまう状態を肺水腫といいます。肺で二酸化炭素と酸素のガス交換がうまくいかなくなるため、呼吸困難が発生します。原因には、心臓の病気が主な原因で肺の毛細血管静水圧があがったための静水圧性のものと、誤嚥や外傷など様々な理由から肺毛細血管壁から液体が浸みだす透過性亢進型のものに分かれます。


肺水腫の症状
肺水腫には、4段階の症状が現れます。まず、脈拍の増加、そして血圧上昇などです。その後、肺の間質の水分が増えると共に呼吸困難が現れ、夜中に突然息苦しさを感じて目が覚めることから始まる呼吸困難はその後更に進行が進むにつれてひどくなり、ときには大量のピンク色の泡状の痰が出ることもあります。口唇や皮膚は紫色になり、末期になると呼吸不全、心不全を引き起こしてしまう可能性があります。

肺水腫の原因
肺水腫の原因として考えられるものには大きく分けて二つあります。その一つとしては、様々な病変によるものです。例えば胃の内容物が肺に入ってしまう誤嚥や重症肺炎、膵臓炎、刺激性のガスを吸入してしまうなどが挙げられます。二つ目としては、肺にある毛細血管静水圧というものが上昇してしまうために液体成分が漏れ出てしまうということです。

肺水腫の検査と診断
検査方法は問診に続き、聴診も行われます。肺水腫であれば、肺の膨張がスムーズにいかない為、聴診器を当てると肺が膨らむ時に『バリバリ』という音が聞こえてきます。さらに、肺胞でのガス交換がきちんと行われているかを調べる『動脈血ガス分析検査』や『心電図検査』のほか、『エックス線撮影検査』、『CT検査』などの画像検査も必要になります。

肺水腫の治療方法
肺水腫の治療法として、この原因となる元の疾患の治療を行います。そして、血中酸素濃度を上げるため、酸素吸入や人工呼吸器の取り付けをすることもあります。心臓の疾患が原因となっているときは、毛細血管圧を下げます。心臓の働きを強くする強心薬を使ったり、余分な水分を尿として排出させる利尿薬、血圧を下げる血管拡張薬を使ったりします。

肺水腫の初診に適した診療科目

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