口舌ジスキネジー

初診に適した診療科目

口舌ジスキネジーはどんな病気?

口舌ジスキネジーとは口の周囲の無意識な不随意運動がおこる病気です。黒質線状体、脳内の神経伝達物質の働きの異常によるものが原因となっています。脳の異常が原因となるほかには入れ歯などの不具合のせいで起こっている場合もあります。またいろいろな薬を多量に服用していることにより副作用として現れることもあります。口周りだけではなく、しばしば手足などにも不随意運動はあらわれてきます。

主な症状

ジスキネジーとは抗パーキンソン病薬の服用、精神疾患の合併症状などによって自分の意志の有無に関わらず勝手に身体が動く症状の事を指します。特に高齢者はまず口舌ジスキネジーが発症し、徐々に四肢に進行していくことが多いです。口舌ジスキネジでは口部周辺にジスキネジーの症状が現れ、顔面筋、舌筋、咀嚼筋が自分の意志とは無関係に動きます。

主な原因

口舌ジスキネジーというものの原因は大脳基底核の障害によって引き起こされると考えられています。そして、口舌ジスキネジーとはおかしな動きの総称です。長い間歴史的にはこの病状に伴っていくつかの動きを併せ持つことが確認されています。それに従い口舌ジスキネジーを含むたくさんの不本意運動をこう呼んでいる。これらを解析するといろいろな動きが混合しています。

主な検査と診断

口舌ジスキネジーとは、抗パーキソン病薬の服用に伴って起きる付随運動の総称で、自分の意志に関わりなく動いてしまう症状を言います。高齢者では、四肢の付随運動へと進行していく例が多いのです。検査方法は、内科、神経内科、精神神経内科などでの医師の診断が主です。治療方法は、チアプリド、スルピリド、ハロペリドールなどのドーパミン遮断薬を用います。

主な治療方法

口舌ジスキネジーは、ドーパミンを遮断する効果のある薬剤を服用させることが有効な治療法となりますが、ドーパミンを薬剤により長期的に遮断することで、薬物性のパーキンソン病を招く怖れがあるため、投薬は慎重に行われます。また、入れ歯が合わないことが原因で口舌ジスキネジーの症状が引き起こされる時があり、その場合は入れ歯の作り直しなどで対処します。