機能性過少月経 キノウセイカショウゲッケイ

初診に適した診療科目

機能性過少月経はどんな病気?

女性特有の病気である機能性過少月経ですが、文字のとおり月経血の量が少なく、月経の持続も通常の生理よりも短い2日以内には終わってしまう病気です。機能性過少月経というと、黄体機能不全が生じたり、無排卵周期などによって過少月経が生じてしまう原因です。この病気の治療法としては、排卵がおこるようにホルモンを補充したりする治療がおこなわれます。

主な症状

機能性過少月経の女性は、月経時の経血の量が非常に少ないという症状があります。また、月経の継続日数も少ないことが多く、1日や2日で月経が終了してしまうこともあります。黄体機能が不全している場合は、月経開始前に茶褐色のおりものが続く不正出血を起こし、排卵が起きていない場合も多いです。無排卵の機能性過少月経では排卵していないため、不妊症となります。

主な原因

女性特有の病気である機能性過少月経とは、量によっての明確な基準はありませんが、月経の量が異常に少ないことをいいます。原因としては、器質性と機能性によるものがあります。器質性の原因は結核などの後遺症や子宮の癒着、子宮の発育不全によるものがあげられます。機能性の原因としては性ホルモンの分泌不全や排卵障害などがあげられます。

主な検査と診断

機能性過少月経の検査方法は、基本的にそれぞれに応じた検査方法は血液検査や尿検査超音波検査など無数にあります。調べた後は症状が現れるのを経過観察で調べていきます。あまり危険度の高くない病気ですが、症状が現れてきたらすぐに専門医にかかることをお勧めします。重い場合は卵巣の機能が低下している可能性があるからです。その場合はホルモン治療をします。

主な治療方法

機能性過少月経の患者には、分泌不足となっている女性ホルモンや黄体ホルモンを、ホルモン剤の服用で補う治療法を用います。ホルモン剤の副作用が強く出る体質の患者には、副作用の少ない漢方薬を服用する治療法で対処します。また、正常な月経を起こすのに必要なホルモンを十分に分泌出来るように体質改善をするために、喫煙や運動などの生活習慣の改善を指導することも有効な治療法です。