回帰性リマウチ カイキセイリマウチ

初診に適した診療科目

回帰性リマウチはどんな病気?

回帰性リマウチは、発作的に関節に痛みや腫れが発生し、数日以内に症状が改善されるということを繰り返す病気です。発作は単関節のときもあれば、複数に発症することもありますが、数日で完全に治癒し後遺症は残らないという特徴があります。痛みが強い場合は、非ステロイド系抗炎症剤を用いて治療します。回帰性リマウチは、発症頻度が徐々に減少する病気ですが、発作頻度が増えると関節リウマチに移行する可能性があります。

主な症状

回帰性リマウチの主な症状は、急性の関節炎の発作が繰り返されることにより、どこか1つの関節が赤くはれ上がります。その関節の近くに炎症ができるため、疼痛がしたり、発赤を生じることもあります。関節炎は3,4日以内に自然に消えてしまうので、発作時以外は症状はまったくありません。関節炎はひざ、足、手、ひじに多くあらわれ、夕方から夜半にかけて痛みが増します。

主な原因

最近、若い女性に増えている回帰性リマウチの原因としては、自己免疫疾患によるものが考えられます。これは自己免疫機能が、自己の細胞を異物だと認識して攻撃して破壊してしまうことによるのです。そのため関節炎などの慢性的な痛みが出てくるのです。そのため自己免疫機能を抑えていくことをしなければ、この疾患を寛解されることはできないのです。

主な検査と診断

基本的な回帰性リマウチの検査方法は、症状が顕著なときは、血液検査で白血球の状態を確認して、血沈の亢進状況などを検査で分析します。そして、この疾患の症状が明確に出ていない時は、血液検査の数値に変化がない事が大半である為に、レントゲンなどを用いて症状を検査します。又、発作時に症状が限定して出ている場合もありますので、痛風などと区別をした上で検査結果が確定します。

主な治療方法

回帰性リマウチの基本的な治療法は薬物療法です。このリウマチの発作を完全に抑え込む事は困難ですが、非ステロイドの抗炎症薬などが使用されることで、痛みを緩和することができます。又、このリウマチの場合は、薬物療法に加え、日常生活の様式が重要なポイントで、安静状態を維持し、ストレスや過労を避ける事が重要になります。これらの配慮が発作を回避する手段となり、関節の痛みの緩和に効果を発揮するのです。