腎杯結石 ジンハイケッセキ

腎杯結石はどんな病気?

腎杯結石とは結石が腎臓にとどまっていることを言います。大半の人がカルシウムによって引き起こし、ほとんど痛みを感じないのですが放置しているとどんどん大きくなり尿路を圧迫するようになります。背中やわき腹にかけて激しい痛みが出て血の混じった小便が出るのは尿管結石です。治療方法としては体外衝撃波結石破砕術法があります。これは衝撃波で結石を細かく割る方法です。

主な症状

腎杯結石という病気の症状は、ほとんど痛みを感じることが少なくあったとしても鈍痛程度です。他の症状として肉眼で確認できる血尿や検診で判明する程度の顕微鏡的血尿も主な症状としてあげられます。痛みの多くは、腰背部からはじまり体の下にいくにつれてわき腹やおなかの下腹部へと移動していきます。また、結石が膀胱内で大きくなったり、尿道に詰まってしまい、尿が出なくなってしまうこともあります。

主な原因

腎杯結石は、腎臓の中に15個前後ある、尿を受ける部分である腎杯のいくつかに主にカルシウムタイプの結晶が発生することが原因の病気です。この結晶が成長していって結石となります。腎杯結石は、カルシウム不足や、逆にカルシウムの過剰摂取、動物性タンパク質や糖分の過剰摂取、飲料水摂取の少なさ、また、食生活の乱れなどの生活習慣の悪化やストレスによっても引き起こされます。

主な検査と診断

腎杯結石の主な検査方法は、基本的な問診に加え、尿の検査や血液検査、画像による検査などが採用されています。この画像の検査では、超音波で腎臓の状態が把握できるエコーによる検査が一般的です。又、腹部を撮影するレントゲンによる専門的な検査もあり、カルシウムの結石の発見には効果的で、尿酸結石などを検査する場合には他の方法が用いられます。

主な治療方法

腎杯結石の治療法としては、石の大きさが小さい場合水分を多く飲んで自然に排出されるのを待つ方法と、衝撃波をESWLという装置を使って石に当てて細かく砕く方法と、内視鏡を使って超音波やレーザーを用いて石を細かく砕く方法があります。一般的に結石の治療法といえばESWLという装置を使って行います。治療の後に血尿が出る可能性があります。