性機能不全 セイキノウフゼン

初診に適した診療科目

性機能不全はどんな病気?

性機能不全とは、性に関するいろいろな障害の総称です。性機能不全には、勃起障害、性欲低下障害、性嫌悪障害、早漏、膣内射精障害、性交疼痛症、オルガズム障害、膣痙攣などを含みます。人間の健康的な性行為というのは、性欲、興奮、オルガズム、解消のステップから構成されます。このうちのどこかに障害が生じて、健康的な性行為を営めなくなることを性機能不全と呼びます。

主な症状

男性の性機能不全の主な症状は、勃起障害です。勃起力と持続力に障害があり、失敗してしまうかもしれないという不安から条件反射的に勃起を損なってしまうことです。また、性行動に対する興味と行為の減退が見られることもあります。性的雰囲気になるのを嫌ったり、性的接触を嫌悪する、といった障害も性機能不全へとつながります。また、射精をコントロールできない症状があらわれることもあります。

主な原因

性機能不全が発症する原因は多々ありますが、主なものとしてあげられるのが以下の3つです。1つ目に、日々の生活における過労、ストレス。2つ目に、男性ホルモン、女性ホルモンの低下。3つ目に、異性の敵視。以上のことからわかるのが、性機能不全の原因の多くが、心理的なとこから来ていること、なかなか一人でその原因を特定することが難しいということです。

主な検査と診断

一般的には加齢により大幅な性的欲求の減少や勃起生涯などの影響がある場合には性機能不全であると診断されることがあります。性機能不全に対する検査方法は男女別で異なっており、男性の場合は血管の状態を検査していくため年齢による変化が大きく出ます。又、ストレスの高低差で十度の性機能不全に陥ってしまう可能性もあるため検査と共に精神的なケアも必要になります。

主な治療方法

性機能不全の治療法は、プロスタグランジンE1を使った血管拡張薬を陰茎海綿体に直接注射します。医師の指導を受けることで患者の自己注射も可能です。また性機能不全では勃起不全治療薬や投薬も症状に合わせて行ないます。最初は投薬量を通常よりも半分程度に抑えて、少量でも副作用が起こらなかった場合は通常の量に増やして投薬を継続します。