良性家族性血尿リョウセイカゾクセイケツニョウ

良性家族性血尿はどんな病気?
血尿とは、腎臓や尿管・膀胱・尿道から赤血球が尿中にもれることによって起こります。なかでも、肉眼では尿の赤みを確認できない程度の血尿の場合は「良性家族性血尿」が考えられます。糸球体血管の壁が生まれつき薄いことにより赤血球がもれるものです。血尿の治療法は原因により異なりますが、良性家族性血尿の場合、血尿の程度は多少軽減されますが症状が消失することはありません。

良性家族性血尿の症状
良性家族性血尿の症状は、健康診断などで行われる検尿を受けた際に、自覚症状がないのに血尿がでることで発見されます。その多くは顕微鏡で見ることで血尿が出ているのがわかります。家族性、遺伝性だと小さい頃から出る場合もあるので、学校での検尿で指摘されることもあります。年に何度か検尿をして、タンパク質が出ていないことを確認する必要があります。

良性家族性血尿の原因
良性家族性血尿の原因は遺伝的要因が大きな要素であると言われています。そのほかの原因としては感染症が原因で引き起こされるものやアレルギーによって引き起こされるものなどがあります。そのほかに高カルシウム尿症、先天性腎臓尿路奇形、ナットクラッカー症候群などによって引き起こされる場合もあります。良性家族性血尿の場合は遺伝的な部分で症状が出る要素が大きいです。

良性家族性血尿の検査と診断
良性家族性血尿の唯一有効な検査方法は、腎組織の一部を採取して電子顕微鏡を用いて行われる病理生理学的検査です。自覚症状の無い遺伝的な血尿であるため、学校の健康診断時の検尿で発見される場合が殆どです。診断を確定させる為には、先に述べたように、腎組織を生検する必要があります。家系に重篤な腎臓病患者が存在しない場合は、数年に一度検尿をし、経過を観察するに留めます。

良性家族性血尿の治療方法
良性家族性血尿は異常が軽度で、成人しても腎臓機能の低下がないことがわかっているため、特に治療法はありません。年に何度か検尿を行い、尿中の赤血球数や赤血球細胞の破壊・変形の有無などを経過観察します。途中で尿中にタンパクが検出されたり、腎不全の人が家族や親戚にいる場合は家族性遺伝性腎炎のアルポート症候群との識別が必要です。

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