急性小児片まひ

初診に適した診療科目

急性小児片まひはどんな病気?

急性小児片まひとは、風邪や発熱の後に半身に痙攣が長時間続いた後に意識障害を起こし、半身が麻痺する病気です。6歳くらいまでの乳幼児に起こる可能性があります。痙攣は、投薬などで鎮める事が出来ますが、発作を起こした乳幼児の20%は奇跡的に回復する可能性があります。あとの80%については、麻痺した手足のリハビリを必要とし、手足が硬くなるのを防ぎます。

主な症状

急性小児片まひにみられる症状は、発汗や皮膚の紅潮など風邪のような症状と発熱にともない、体の片側にけいれんがあらわれます。けいれんに対する治療の有無に関係なく数時間続き、筋力が低下して片まひが起こります。また、何の前触れもなく片まひに陥る場合もあります。この場合の多くは、脳出血や脳梗塞など脳血管障害が引き起こしています。

主な原因

急性小児片まひは、乳幼児の子供が発熱と共に体の片側がけいれんを起す事により、麻痺が残る病気です。原因は脳の血行障害や髄膜炎が考えられますが、解明できない場合もあります。麻痺を起した部分は硬化し、知的障害が残る事があります。診断は入院して精密検査を行い、血液や脳波を調べます。根本的な治療法はまだなく、抗けいれん剤の使用と共に、リハビリを行い、知的障害に対しては教育上の配慮をします。

主な検査と診断

急性小児片まひとは、体の片側に痙攣があらわれ、痙攣が数時間続いた後に片麻痺が起きるものです。何の前触れもなく、突然片麻痺が起きる場合もあります。てんかんや熱性痙攣、髄膜炎、脳血管障害など、原因となっている病気を調べるため、CTやMRI、血液検査、脳波などの詳しい検査が必要になります。これらの検査方法は、入院して行われます。

主な治療方法

急性小児片まひは、てんかんや脳血管障害、熱性痙攣、髄膜炎などといった、様々な原因によって起きるものです。体の片側に痙攣が起き、その数時間後に片麻痺が起きます。突然、片麻痺が起きる場合もあります。治療には、全身管理が必要になるので、入院して行われます。体の痙攣を止めるため、抗痙攣薬を使用し、原因となっている基礎疾患に対しての適切な治療法が行われます。