過眠症はどんな病気?

過眠症とは一般的な睡眠時間に比べ、極端に睡眠時間が多くなる疾患のことを指します。
日中に酷く眠くなったり、夜の睡眠も長く、眠るべきでない場面(食事中、仕事中、運転中、会話中)などにも眠くなってしまうのが症状としてあげられる。
また眠気により不安やいらだち、記憶障害などが併発します。この疾患は青年期や若い成人などで多く見られます。

主な症状

日中に眠くなる事は誰もが経験した事がありますが、仕事や学業に支障が出る程の症状であれば過眠症を疑わなくてはいけません。
夜に眠れず、昼間に眠くなるのとは違い、頻度に昼間にどうしようもなく眠くなる状態を言います。
その多くは大人ではなく、成長過程の青少年に起こる事が多く、落ち着きがなくなる等も起こり、一般的にはよくある事だと勘違いされがちだと言えます。

主な原因

過眠症は原因で一番身近なのがストレスによるものが多いです。過度の緊張やイライラなどによるうつ病によっても引き起こされる場合があります。
また、不規則な生活を続けている場合や食生活の偏り、アルコールの過剰摂取など日々の生活の中から要因になっていることも多くあります。
その延長線で体重過多とされている場合も要因になりやすいとされています。

主な検査と診断

過眠症の原因は睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群などによって良質な睡眠が確保できないことや、ナルコレプシーという脳疾患によって眠気を催すことなどから、睡眠時間が異常なまでに必要となってしまう睡眠障害の総称です。
最近の家庭向けの医学書などでも簡易なチェックシートなどが掲載されていますが、正確な診断は脳波やビデオを用いての睡眠中の状態を詳しく調べる検査方法により専門医が下すことになります。

主な治療方法

夜十分に寝ても昼間に強い眠気に襲われる過眠症に対する治療法にはどのようなものがあるのでしょうか。
中枢神経刺激剤や抗うつ剤などの薬物療法が一般的な療法です。
この病気の治療にあたっては、生活習慣を改善していくことも重要です。規則正しい生活を心がけ、夜の睡眠環境を整えましょう。アルコールやコーヒーを飲まないようにすることも重要です。

過眠症の初診に適した診療科目