オルガズム障害 オルガズムショウガイ

初診に適した診療科目

オルガズム障害はどんな病気?

女性のオルガズム障害は膣の大きさや骨盤筋の強さ、また精神的なものとは関係ありません。女性のオルガズム能力は年齢とともに増進していくのです。男性のオルガズム障害は、相手の手や口唇による刺激では射精できるのに性交ではオルガズムに達することができない状態を言います。しかし長時間の強い刺激が続く性交であればオルガズムに達することができる人や、マスターベーションでしか射精できないという人もいます。

主な症状

オルガズム障害の症状とは、基本的にはオルガズムを感じなくなることを指します。ただし症状にはいろいろな種類があり、特定の相手であったり、個人的な行動においてオルガズムを感じる女性であっても、オルガズム障害となることはあります。この他、性的行為を行ったにも関わらず一度もオルガズムを感じたことがないといったケースも、オルガズム障害となります。

主な原因

オルガズム障害は、男性にも女性にも起きます。オルガズム障害の原因には、不安神経症や、精神、心理的疾患などの精神因子、セロトニンやドパミン拮抗薬などの副作用による薬剤因子、神経系の疾患が原因となっている感覚因子があります。その他には、性的な経験不足によるものもあると言われています。精神神経系の薬剤の副作用として、無オルガズム症が見られることがあります。

主な検査と診断

オルガズム障害とは十分な性的刺激を受けたにも関わらず、オルガズム、すなわち絶頂に到達できないことを言います。特に女性の場合は、性的な内容なので他人に相談しにくいですが、不安に感じた場合はまず産婦人科などの病院や診療所に相談することができます。検査方法としては問診や診察、その他心理テストを行ったり、内分泌や神経系の詳細な検査も行うことが可能です。

主な治療方法

オルガズム障害の治療法は、正しい性教育、精神療法などがあります。性において間違った知識を得た影響でオルガズム障害が起きている場合は、医師から正しい情報を得ることで改善に向かうことが多いです。年齢による影響で起きた場合は、精神療法で対応できることがある他、商業的に販売されている潤滑剤や性的なことに使える小道具などで治ることもあります。