男性オルガズム障害 ダンセイオルガズムショウガイ

初診に適した診療科目

男性オルガズム障害はどんな病気?

男性オルガズム障害とは、大きく射精に伴うオルガズム(性的快感)を全く得られなかったり、射精するとオルガズムはあるが射精自体がなかなかできない病気のことです。一般には不感症や遅漏といわれる状態です。主な原因として、性交がうまくいかないのではないかという不安な気持ちや日常のストレスなどの心理的な影響が考えられます。男性オルガズム障害は、夫婦間や恋人間の男女の性生活に深刻な影響をもたらします。

主な症状

男性オルガズム障害は、何らかの精神的不安などの心の病や、身体的疾患により症状があらわれます。性的行動中にもかかわらず、オルガズムを感じるのが遅くなる遅漏や、全く感じることができないなどの症状が主になります。どの年代の男性にもなる可能性はあり、症状に違いはなくあらわれますが、原因は様々な要因が考えられる病気となるため、改善のためには医師への診断が必要になります。

主な原因

男性オルガズム障害は簡単に言えば射精を適当な時に行うことができないもので、その原因は男性側の性経験における失敗あるいはうつ病をはじめとする精神的な疾患や病気などの肉体的な疾患に起因するものが原因となるものと考えられています。また、誤ったマスターベーションによって引き起こされることもあります。パートナーとの性行為の際に生じる場合には、パートナーとの関係にも影響があります。

主な検査と診断

男性オルガズム障害の診断は、自覚症状によって決まります。そのため患者自身で、診断を行う事が可能です。射精に伴うオルガズムがない場合や、射精が遅いと感じる場合には、男性オルガズム障害です。男性オルガズム障害の原因の診断には、細かい問診及び診察、内分泌検査、CTやMRIを使った神経系や血管系の検査が必要です。ただし多くの場合は心理的な原因であることが多いため、詳細な検査まで行うケースは多くありません。

主な治療方法

男性オルガズム障害の多くは心理的な原因が多いため、主な治療はカウンセリングになります。誤ったマスターベーションを行っている場合にはマスターベーションの是正を行う必要があります。また、パートナーとの関係性によって生じることも少なくないため、パートナーと治療を行うことが望ましいです。抗精神病薬から生じることもあるため、その際には飲み薬の調整が必要です。治療のための飲み薬も研究されてはいますが、現在日本で承認されている薬はありません。