サドル麻酔はどんな病気?
サドル麻酔というのは、下半身麻酔の一種でサドルブロックと言い、座った状態のまま背中から麻酔薬を打つ方法です。自転車のサドルが体にあたる部分が麻痺するのでこのように呼ばれています。主に肛門や陰部の手術で使われる脊椎麻酔です。サドル麻酔は排尿障害や排便障害などの合併症の恐れもあるとされますが、人工肛門や、尿路変更術を受けていれば問題ありません。
サドル麻酔の主な症状は?
下半身の麻酔には、大きく2種類のものが一般的です。一つは、脊髄クモ膜下麻酔で、もう一つがサドル麻酔です。後者のサドル麻酔は、サドルブロックと呼ばれ、肛門や陰部の症状に対する手術の際に使用される麻酔です。麻酔は、座位の姿勢で背中から注射をされます。このサドル麻酔により、自転車に乗った時にサドルが当たる部分が麻痺するのです。
サドル麻酔の主な原因は?
サドル麻酔は主に自転車によく乗る人に起こる病気で、サドルに座る頻度が多いことが原因です。サドルは比較的硬いので、座り続けるとお尻に悪い影響を与えてしまいます。サドル麻酔はそれほど多くの人に起こるものではありませんが、サドルに座る回数や時間が多いと発症してしまう可能性が高いです。麻痺はサドルが原因であることがほとんどです。
サドル麻酔の主な検査と診断方法は?
下半身麻酔のうち、手術の部位や検査方法によって、脊髄くも膜下麻酔と、サドル麻酔の二種類が使い分けられます。側臥状態になり背中に注射するのが脊髄麻酔となり、へそより下の下半身に手術の際に使われます。更に手術部位に麻酔を効かせる場合、座った状態で注射をし、直腸や陰部などの痛みを和らげるためにサドル麻酔を施すことがあり、自転車のサドル部分に当たることからこれをサドルブロックとも呼びます。
サドル麻酔の主な治療方法は?
サドル麻酔とは肛門や会陰部の手術の際に用いられる治療法であり、仙骨神経に作用する脊髄麻酔のひとつです。直腸ガンの時に起こる肛門周辺や会陰部の激しい痛みや排便時や座ったままの体制でいる時に増強する痛みに有効であるとされています。サドル麻酔は排尿障害や排便障害などの合併症を引き起こす可能性がありますが、患者が人工肛門や尿路変更の手術を受けている場合は心配ありません。
サドル麻酔の初診に適した診療科目