感染性食道炎

初診に適した診療科目

感染性食道炎はどんな病気?

魚の骨などの異物が食道の粘膜に刺さり、そこから細菌が入ることによって起こる病気を感染性食道炎といいます。まれに咽頭炎などの細菌や、結核、梅毒にともなって発症することもあります。最近ではエイズや悪性腫瘍の患者や抵抗力の弱いお年寄りなどにカビの一種であるカンジダが感染することによって起こる食道炎も増加しています。いずれも細菌によって発症します。

主な症状

感染性食道炎は、食道が細菌類の感染によって炎症の症状が現れる疾患です。症状が現れる原因としては、魚の骨などの異物が食道の粘膜に刺さり、そこに細菌が入ることによって引き起こされます。まれに、上気道感染の細菌や、梅毒、結核などが原因となって、感染性食道炎になるケースがあります。多くは喉に痛みを感じますが、無症状の場合もあります。

主な原因

感染性食道炎は珍しい病気ですが、細菌や真菌・ウイルスなどが原因で起こる病気です。中でも真菌のカンジダが原因で起こるお年寄りも多いと言われています。また、結核や梅毒などに伴ってその菌が原因で引き起こすことがあります。しかし、魚の骨などの異物が食道の粘膜に刺さったことによって、そこから細菌が入って起こることが最も多いようです。

主な検査と診断

感染性食道炎は細菌によって食道の粘膜に炎症がおきる病気です。梅毒やエイズ等他の合併症として発症する場合や、食物を飲み込むときに食道についた傷が原因となって発症します。検査方法は食道のX線及び胃カメラを用い、必要に応じてpHを測ります。治療としては、元々の病気を直すことが先決ですが、再発を繰り返す時には手術をする時もあります。

主な治療方法

感染性食道炎の治療法として、抗菌薬が使われるのが一般的です。感染性の場合には、その症状と感染原因となる微生物の種類によって、使われる抗菌薬が変わって来ます。瘢痕狭窄といった症状が起こった場合には、この抗菌薬を使用した治療が難しくなってくるので、拡張手術が必要になってくる場合もあります。逆流性や化学物質による食道炎とは、治療方法が変わって来ます。