臨床判断値 リンショウハンダンチ

初診に適した診療科目

臨床判断値はどんな病気?

臨床判断値とは、健診や医療機関を受診して検査報告書をもらった時に検査結果と一緒に一定の検査値の幅が項目ごとに表示されているもので、出た検査結果が、正常か異常か判定の基準にするために出されたものです。検査の使用目的によって同じ項目でも判断基準は異なっていて、病態識別値、治療目標値、カットオフ値、パニック値などいろいろな判断値があります。

主な症状

臨床判断値ではその値から病気であると判断するためのものです。たとえば空腹時血中のHDLコレステロール値が40g/dL未満であった場合には脂質異常症であると判断されます。臨床判断値から外れることで必ずしも病気の症状が出るわけではありません。しかし、患者からの主訴や症状と臨床判断値を同時に診ることでより正確な診断をすることができます。

主な原因

臨床判断値とは、ある病気を診断するための基準であり、発病しているかどうかの判断や、治療を行う際の目標となる数値です。健康な人を対象とした検査を行い、結果から抽出した数値を用いて統計的に算出される「基準値」とは概念が異なりますので、混同しないよう注意が必要です。医療の現場では、これらの数値を用いて、病気の原因を判断しています。

主な検査と診断

検査のデータを判断する際における一般的な目安になるものに、臨床判断値というものがあります。この臨床判断値は、検査を受けた方が病気であるかどうか、あるいは、問題がないかどうかを判断するための材料となり、そして、特定の病気の診断基準や治療目標としても用いられます。その検査方法としては、糖尿を測る際に行われる空腹時の血糖検査などがあります。

主な治療方法

病気になった際に治療法を見つける為の検査で、そのデータを判断する為の一般的な数値とするものとして「基準範囲」と「臨床判断値」というものがあります。これらは検査を受けた人が病気であるのか、問題がないのかを判断するため参考にするものです。しかしながら臨床判断値は基準範囲とは概念が異なり、特定の疾患や病態治療の目標として用いられます。