母斑様体部被角管腫 ボハンヨウダイブヒカクカンシュ

初診に適した診療科目

母斑様体部被角管腫はどんな病気?

母斑様体部被角管腫とは表面に過剰な角化を伴った血管腫の一種です。血管腫とは、血管が拡張したり増殖したりすることによって発生する皮膚の良性腫瘍であり、母斑の一つともされています。患部が破裂した場合には出血を伴うことがあり、治療はレーザー治療が導入されています。また、母斑様体部被角管腫は出生時から存在するものもあれば、突然生じるものもあります。

主な症状

母斑様体部被角管腫は拡張、増殖した毛細血管が角質化した表皮におおわれたもので、生後から思春期頃までに発現します。下肢では列を作って並ぶことが多く、片側のひさよりも下によく見られます。自然に消えることはなく、悪化する可能性も少ないとされています。症状としては特に痛みもなく、美的に対応したい場合はレーザーや手術などで処置することになります。

主な原因

母斑様体部被角管腫の原因と言われているのは、患部の栄養不足や凍傷のような怪我をした場所に血液の塊のようなものができてしまう事で腫瘍のようになってしまうというものです。様々な症状の種類がありますが、ガラクトシダーゼの欠乏などで発生するようなものもあれば、子どもの出産時に子どもにできてしまうような場合もあり、その原因はいろいろな所にあります。

主な検査と診断

母斑様体部被角管腫の検査方法としては、まず患部について充分な視診を行い、最も反応が激しく生じている箇所を特定し、次に患者に対して詳細な問診を行うことで、アレルギーや食生活、また周辺環境についてあらゆるデータを収集します。病理の詳細な解析のために血液検査及び遺伝子検査を行う他、ダーモスコープ等の医療用顕微鏡を用いることで患部の詳細を検査します。

主な治療方法

母斑様体部被角管腫の治療法は皮膚専門医により手術による切除や植皮による治療などが行われます。最近ではレーザーによる皮膚治療も行われるようになってきています。内服薬や塗布による治療よりも外科的な治療法が行われることが多いです。母斑様体部被角管腫は年齢とともに出やすいために気になる部位であればレーザーで治療を行う方がきれいになります。