分娩まひブンベンマヒ

分娩まひはどんな病気?
分娩まひは、出産時に胎児が圧迫されることによって脳の末梢神経が損傷することです。損傷の場所により症状が異なってきます。腕や顔、横隔膜があります。動かすことにやや障害があったり、顔にゆがみがでたり、左右に表情に違いがあるなど目で見てわかるものが多いです。横隔膜に障害があると、呼吸がうまくできないので、酸素吸入などの処置が必要になります。


分娩まひの症状
分娩まひには、損傷を受けた場所により症状が分かれます。上位型では、肩と肘が動かせなくなるため、腕が全体的にだらりとなった状態になりますが、指を握ることはできます。下位型では逆に、指は動かすことができなくなりますが、腕と肘を動かすことはできます。全型では、肩、肘、指の全てを動かすことができなくなり、まれに横隔膜のまひを伴うこともあり、チアノーゼや呼吸困難がみられることがあります。

分娩まひの原因
分娩まひは、分娩時に難産であったために、胎児が産道を通って来る際にスムーズにいかず、何らかの負荷が胎児に強くかかり、胎児の身体の各所の神経を損傷してしまったことが原因で起こります。産道が十分に開いていないと、狭い頸部で胎児の顔面や腕が圧迫されてしまうので、その時にその神経が傷つくことで、胎児の顔面や腕にまひが起こります。

分娩まひの検査と診断
分娩まひは腕のまひとなって現れるので、その検査方法も比較的パターン化されています。大抵はその症状から判断され、分娩後に指を除いた腕全般が動かなったり、あるいはその逆、又は全ての部位が動かなくなるといった症状を問診や触診から判断して決定します。更なる精密検査としてMRIを用い、頸髄から胸髄に及ぶ神経根の断裂の有無を調べます。

分娩まひの治療方法
分娩まひの症状が出た赤ちゃんへの治療法は、出生直後は、ギブスなどは使わず、損傷部位の安静を第一にします。3週目ぐらいから、拘縮予防のための訓練と回復してきた機能に対しての運動を促すための訓練を行います。生後、1か月で完全に回復しない場合は、専門医のもとで、リハビリや手術を検討します。早期に回復する機会を逸したりしてまひが残った場合には、幼児期・学童期に二次再建術を行うこともあります。

分娩まひの初診に適した診療科目

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