外陰ジストロフィー ガイインジストロフィー

初診に適した診療科目

外陰ジストロフィーはどんな病気?

外陰ジストロフィーとは、外陰部に痒みを伴う白色の病変で、小陰唇や陰核、会陰部、肛門周辺などに左右対称に平坦な萎縮性のある白斑が見られたり、大陰唇に左右非対称な肥厚性で隆起する灰白色の白斑が痒みと伴に症状が表れます。
CO2レーザーでの蒸散治療や副腎皮質ステロイド軟膏を塗布します。大体6週間程度で完治して再発はほとんどありません。

主な症状

外陰ジストロフィーでは、女性の外陰部に白斑の症状が現れます。
白斑が現れる部位は主に、大陰唇、小陰唇、陰核、恥丘です。これらの部位だけでなく、肛門周辺、会陰部、太腿部にまで白斑が広がる場合もあります。
白斑は、左右対称、または左右非対称に現れます。また、白斑が隆起している場合もあります。そして、これらの白斑は、かゆみを伴います。

主な原因

一般的に外陰ジストロフィーは、女性の外陰部の表皮を構成する角化細胞が出来てから角片(あか)となって剥がれ落ちるまでの課程とされる角化の異常や、皮膚の角質層を形成するために必要なたんぱく質であるケラチンの増加、人体において形成される色素であるメラニンの脱出、栄養障害、成長障害などが原因とされています。
しかし真の誘因は不明とされており、現在も解明が進められています。

主な検査と診断

外陰ジストロフィーの検査は、主に視診で行われます。見た目にも分かりやすい病気となっていますので、肉眼での所見も可能となっています。
さらに詳しく検査をする場合には、組織の一部を採取し、病理組織学的に検査をして診断を行うこともあります。

主な治療方法

外陰ジストロフィーの治療法は、病気により引き起こされた病変の部位が小さければ外科手術によって切除することが可能ですが、CO2レーザーを用いて病変の部位を蒸散する治療や副腎皮質ステロイド軟膏を投与するといった薬物療法を行うことが一般的です。
かゆみは、抗ヒスタミン薬を用いて取り除きます。