圧挫症候群アツネンショウコウグン

圧挫症候群はどんな病気?
圧挫症候群は、筋肉の血流悪化による壊死が招くショック症状です。事故などの原因によって、手足などの筋肉が強い圧迫を受け続けると血流が悪くなります。そうした筋肉は、やがて壊死を引き起こすことになり、血流循環に必要な成分が壊死した筋肉に取り込まれていきます。その結果、血流循環が悪くなって強いショック症状を発症することになります。


圧挫症候群の症状
圧挫症候群の典型的な症状としては、長時間筋肉が圧迫を受け損傷を受ける事で壊死するために、筋細胞から血液中に大量に漏出することで意識の混濁や、チアノーゼ、失禁などの病状が見られます。又、心室細動や心停止なども引き起こし、腎臓の尿細管がダメージを受け、急性の腎不全を起こすこともあります。筋肉の圧迫からの解放後は意識がありますが、一定期間後重篤となり死に至るケースも多くあります。

圧挫症候群の原因
圧挫症候群の原因となるのは、災害時に瓦礫などの重い物の下敷きになってしまった場合、または交通事故などで救出が遅れ、長いあいだ何かに挟まれていた場合に、身体に長時間強い圧迫を受けた後起こります。筋肉が持続的に圧迫されたことによって、血流がとても悪くなり、筋肉が麻痺を起こします。そして横紋筋が融解し、さまざまな症状を発生させる理由となります。

圧挫症候群の検査と診断
圧挫症候群の検査方法は、尿検査と血液検査によって実施します。この病気では、ミオグロビン尿により尿の色が褐色になります。また、血液検査によって血液成分の値を調べると、血中カルシウム値の低下やリン酸の上昇がみられます。さらに、ヘマトクリット値や血清カリウム、代謝性アシドーシスなどの血液成分の値の上昇も確認することができます。

圧挫症候群の治療方法
圧挫症候群の治療法は、救出後すぐに輸液を開始します。可能な場合は、救出前から輸液を開始します。圧迫されてから2時間以上の場合、心停止予防の為に救出後すぐに圧迫されていた心臓に近い部分をしばり、壊死した筋肉に血流が再灌流しないように手当てします。その後、急性腎不全予防のための輸液を開始し、投薬治療を行ない、必要な場合は血液透析をして、汚れた筋肉や壊死した筋肉の切除を行ないます。

圧挫症候群の初診に適した診療科目

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