無酸素発作 ムサンソホッサ

初診に適した診療科目

無酸素発作はどんな病気?

無酸素発作とは、特に乳幼児期には眠りから覚めた時に、泣いたり、哺乳や、排便などがきっかけとなって、チアノーゼが起きて、呼吸が苦しくなったり、ぐったりしてしまうなどの発作の症状が出ることがあります。発作は巣分から数時間続くことがあって、重症の場合、痙攣をおこしたり、意識喪失してしまい、死に至る場合もあります。早期に発見し早期対応をする必要があります。

主な症状

乳幼児に見られる無酸素発作の基本的な症状は、起床・入浴・啼泣・排便・哺乳・採血などがきっかけとなって急激に起こるチアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる)や頻脈、多呼吸である。重度になると顔面蒼白・徐脈、さらに進行すると失神・痙攣、最悪の場合死亡に至る。前段階的な軽い発作としては、泣いて不機嫌になる、チアノーゼの増強なども見られる。

主な原因

無酸素発作(むさんそほっさ)についてです。生後6か月から2歳くらいまでに起こる発作です。チアノーゼ発作または低酸素発作とも呼ばれており、チアノーゼが増強することにより意識を失います。発作が続く時間は15分から60分程度です。原因としては右室流出路の心筋の収縮により、肺動脈狭窄が増強してしまい肺血流量が一過性で減少することで発作が起こります。

主な検査と診断

無酸素発作の検査方法は問診により、行います。問診により、無呼吸の時間が15分から60分という場合には、この病気と思われます。また、検査には、他の方法もあり、胸部 X 線像をとることにより、心臓内がどうなっているのかを確認することにより、分かります。これは、先天性の病気なので、検査をしてわかった場合には、手術が必要になります。なので、早めの発見が必要になります。

主な治療方法

無酸素発作の治療法は、手術や薬物の投与によって行われます。手術では、心内修復術やブラロックタウシグ手術によって、外科的に治療を施します。また、この病状の改善や予防のために、薬物による治療を行います。右室流出路狭窄の改善に効果があるベータブロッカーや、さらには鎮静剤を投与していくことによって手術と共に病状の改善を図ります。