病巣感染症 ビョウソウカンセンショウ

初診に適した診療科目

病巣感染症はどんな病気?

扁桃腺病巣感染症(へんとうせんびょうそうかんせんしょう)とは扁桃が原因となり扁桃から離れた臓器に病気を引き起こさせる疾患のことをいいます。胸肋鎖骨過形成症やIgA腎症、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)が代表的な3大疾患として認識されています。急性扁桃炎や急性上気道炎による増悪・発症があらわれることがあげられます。本症の病態として扁桃が原因となり免疫の異常ということが解かりつつあります。

主な症状

病巣感染症とは、体内のどこかに感染巣があり、その感染巣が元になって、体内の健康な部位にも病気が発生する症例ですので、その症状は発症する病気によって様々なものがあります。病巣感染のうち、扁桃病巣感染におけるものとしては、突発性腎出血によって血尿が出たり、虫垂炎を発症して右腹部が傷んで吐き気や嘔吐をするなど、様々な症例があります。

主な原因

扁桃病巣感染症は扁桃自体の症状はほとんど無いですが、経度の咽頭痛や異物感程度にも関わらず、皮膚や肝臓や関節などに色々な障害を引き起こす病態です。原因としては免疫異常や金属アレルギーからおこると考えられています。扁桃を切除することで、完治することから扁桃に関わっていると考えられている病気です。専門医の治療と手術などが必要になります。

主な検査と診断

病巣感染症とは、体のどこかに慢性的な感染症があって、その部分は殆ど無症状なのにどこか離れた臓器に二次的に障害を引き起こす病気のことを言います。この病気の検査方法としては、この多くが扁桃腺が炎症を引き起こしていることによるので扁桃腺を検査することと、血液検査、尿検査によって炎症を起している細菌を特定することで検査を行なうのです。

主な治療方法

病巣感染症の治療法では、病巣となっている部位を摘出する手術が行われます。例えば、扁桃に感染している場合は口蓋扁桃を摘出します。このときには全身麻酔(10歳以上であれば納得の上で局所麻酔でも可)をして手術台に仰向けに寝てもらい、頭をやや下げた状態でヘッドライトで口の中をのぞきながら行います。手術には約1~2時間かかります。