第一ケーラー病 ダイイチケーラービョウ

初診に適した診療科目

第一ケーラー病はどんな病気?

第一ケーラー病は、足にある舟状骨が次第に変形してくるという病状を持つ病気です。足の舟状骨に対して持続的な負荷がかかったり、あるいは血行の不良などを起こすとこの病状を表します。こうした経過から、足に痛みを伴うようになります。数年で自然に治癒する病気であるものの、場合によっては歩行障害などを招くこともあるため注意が必要です。

主な症状

第一ケーラー病の症状とは、足の中央分にある舟状骨が変形し痛みを引き起こす疾患です。小児(大体4歳から7歳)の男児に多く見られます。土踏まずに痛みが生じたり、腫れるたりすることもあります。そのため足の外側に体重をかけて歩く為、歩き方がおかしかったりします。舟状骨が足の骨の中でも重要な役割を持っている故に、歩行障害が生じることもあります。

主な原因

第一ケーラー病は幼児の4~7才の男児に多く見られているので、繰り返しの圧迫が与えられたことで、血液の循環障害を生じ、舟状骨が壊死してしまうことが原因となって起こる疾患です。両足に発生する確率が約3分の1で、慢性的に経過することが多いです。足の動きは正常で、関節の動きは障害されないので、足首の内返しによって痛みを生じます。

主な検査と診断

第一ケーラー病の診断では、視察で足の甲の状態を視察し、他の皮膚病や捻挫、骨折などではないか鑑別します。ケーラー病の疑いがある場合の検査方法として有効なのが、X線検査です。X線写真では足に舟状骨の変化を確認することができます。それぞれの骨が不規則な形状をして壊れたり、つぶれたりしているように見えることもありますが、舟状骨の厚みが減って扁平化していることが診断の決め手となります。

主な治療方法

第一ケーラー病とは、成長期の男児によく見られる骨端症の一つで、繰り返し圧力がかかることで血液の循環障害が起き、足の甲の内側にある舟状骨が壊死することで起きる病気です。この病気の治療法は、激しい運動を禁止しアーチサポート器具の装着により、舟状骨にかかる負担を軽減する保存療法で治療します。多くの場合、成長とともに自然治癒します。