職場高血圧 ショクバコウケツアツ

初診に適した診療科目

職場高血圧はどんな病気?

職場高血圧とは、家庭など、ほかの場所においては正常な血圧の数値を示す人が、職場においてのみ高血圧を示すようなケースです。似たような症状に、白衣性高血圧ありますが、白衣性高血圧が医師や看護師など、医療に携わる人の前で高血圧を示すのに対して、職場における高血圧は職場にいる間の強いストレスによってひきおこされると考えられています。

主な症状

職場高血圧については、様々な考え方がありますが、一種の仮面高血圧ですから、職場以外においては正常な血圧を示し、職場においてのみ高血圧を呈するという症状が観察されます。血圧が高いということ以外には、特に何も観察されないケースも多いと言われていますが、高血圧に伴って、めまいやふらつき、強いストレスを自覚するケースもあると考えられています。

主な原因

職場高血圧とは、自宅や外出先などでは正常な血圧に保たれるものが職場に行くと急に血圧が上がってしまう症状のことをいいます。この症状の主な原因は、ストレスによるものが多いと考えられています。職場でのストレスによって血圧が上がることで、循環器や脳血管などに負担をかけ心筋梗塞や脳梗塞の発症因子になることが近年の研究で判明しています。

主な検査と診断

職場高血圧とは、職場でのみ起こる高血圧です。なので、一番の検査方法は、職場で血圧を図ることです。しかし、なかなかできないというのもあり、問診検査で、血圧が正常値のギリギリであったり、塩分の高い食品を好んで食べたり、適度な運動を行わないなどの方は要注意です。また、この病気は、主にディスクワークをする六十代の男性がおおいいです。

主な治療方法

職場高血圧の治療法は、生活習慣や環境の悪影響に対する関係が非常に高く、主に食生活の改善、十分な睡眠時間の確保、喫煙者の場合は喫煙量の減煙または禁煙を行うことによって高い確率で改善する場合があります。また、肥満と診断されている方は特に食生活の改善が求められます。さらに適度な運動を重ねることで相乗効果を生むことが期待されています。