脂肪塞栓症候群シボウカンセンショウコウグン

脂肪塞栓症候群はどんな病気?
脂肪塞栓症候群は、血管やリンパ管内部に脂肪細胞が詰まり、血管やリンパ管を塞栓させる病気です。骨折や手術、あるいは他の臓器の疾患などをきっかけとして、この病気を発症します。呼吸困難やチアノーゼのような症状を示し、病状が進行すると重体化することもあります。主に静脈系を閉塞し、さらに動脈系に入って脳や腎臓の血管を閉塞させることもあります。


脂肪塞栓症候群の症状
脂肪塞栓症候群の典型的な症状としては、脂肪に血管を妨げられ臓器が虚血による機能の不全を起こします。この臓器不全はを塞栓が軽度であれば、健康状態に不具合をもたらすことが無い事も多くなりますが、脂肪が肺動脈を塞栓することで、低酸素症などの病状が現れ、脳に酸素を提供する動脈が塞がれれば、意識障害などを起こす事になります。その為、重症のケースでは死に至ることもあります。

脂肪塞栓症候群の原因
脂肪塞栓症候群は、主に外傷時の脂質代謝変化により、血中の脂肪が脂肪滴になること、あるいは外傷部位の血管から、骨髄など何らかの脂肪が入り込むことが原因とされています。特に、全身性に起きている場合では、骨折、皮下脂肪組織の挫滅、脂肪肝に伴う障害、急性膵炎、、減圧症、広範囲に及んでいる火傷、更には、糖尿病や骨髄炎など、多岐にわたる疾患が要因となります。

脂肪塞栓症候群の検査と診断
脂肪塞栓症候群の検査方法は、血液検査や胸部X線撮影や聴診によって行います。血液検査を実施した場合には、血小板の減少や低酸素血症、あるいは赤沈口唇といったような血液成分の変化が見られます。また、胸部X線撮影によって吹雪様の陰影が見られる場合にはこの病気が疑われます。さらに、聴診によって湿性ラ音が聞かれる場合には、判断材料になります。

脂肪塞栓症候群の治療方法
ステロイド薬を大量に投与することで、脂肪塞栓症候群の症状の悪化を食い止める事が出来ます。ステロイドを使うことで、意識障害の発症を未然に防ぐ事が出来ます。脳に異常がある時は、血圧を下げるために降圧剤の投与を受ける治療法で痙攣の症状を緩和することが出来ます。呼吸困難を予防するために、肺の機能を強化する手術を受ける必要があります。

脂肪塞栓症候群の初診に適した診療科目

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