失体感症

初診に適した診療科目

失体感症はどんな病気?

失体感症は、体の感覚が脳へ伝わらないために引き起こされる症状です。疲労や空腹感を感じないなどの各種の症状があります。この病気では、脳が体の状態を正確に把握する事が出来ないため、体に大きな負担をかける傾向にあります。自律神経が正常な働きをしなくなり、その結果として体の内臓機能が低下して、疾患を引き起こすことにもなりかねません。

主な症状

失体感症とは、自分自身が生きていく為に必要な空腹感、疲労感、眠気といった体の中から送られてくる体調のサインに気づかず、危険な状態になってから初めて体が衰弱している事に気づきます。心臓がドキドキしたり汗が出たり、息苦しい、体が震える、胸痛や胸が苦くなる、吐き気、お腹が苦しい、めまい、感覚神経がマヒするなどといった症状があります。

主な原因

失体感症とは、通常だと生理的に出る眠気や空腹感、疲労やのどの渇きなどの生命活動を維持するための警告サインが感じられずに、重篤な症状が出て初めてその状況に気づくものです。その原因としては、自律神経失調症や、過剰なストレスなどによって体が発する警告サインを無意識のうちに抑え込んでしまい、自分の体調の変化に気づくことができなくなってしまったということが挙げられます。

主な検査と診断

失体感症の検査方法は、主に精神科でのカウンセリングによって発覚する場合があります。また一般家庭内での生活中でも、うつ病を感じていることや心身症のおそれがあると実感した場合はこの病気に疾患していることがあります。心身医学での検査を行い、日々の言動のチェックや感情的なチェックを行いつつ、場合によっては入院の必要性があります。

主な治療方法

抗うつ薬を定期的に服用すれば、失体感症を効果的に治すことが出来ます。抗うつ薬を飲むことで精神が楽になって、不安感を感じる症状を大幅に緩和することが出来ます。精神状態が安定しない時は、精神安定剤を服用することで気分を落ち着かせる事が出来ます。精神科医によるカウンセリングを受けると、薬を使った治療法を行なわなくても症状を改善する事が可能です。