外陰パジェット病 ガイインパジェットビョウ

初診に適した診療科目

外陰パジェット病はどんな病気?

外陰パジェット病とは、外陰ページェット病とも呼ばれ外陰(女性だと恥丘・大陰唇・小陰唇・陰核・外尿道口・膣前庭・会陰、男性では陰茎・陰嚢など性器の外側の部分)に発生する皮膚ガンの一種です。男性に多くみられ、女性の場合、多くは閉経後に発症します。
原因は不明で、外陰部の不快感やかゆみ、変色によってこの病気に気づくことが多いです。
病変に気づいた場合、婦人科か皮膚科を受診し、手術による治療を行います。

主な症状

外陰パジェット病とは、外陰部にできる皮膚がんの一種のことです。この病気の症状としては外陰部に赤いじゅくじゅくとした湿疹のようなものができ、かゆみを伴います。
最初は平らな赤いシミのようなものが、進行すると盛り上がってできものになっていきます。

主な原因

外陰パジェット病は、皮膚がんの一種であり、明らかな原因ははっきりされていませんが、汗を産生する器官であるアポクリン腺という器官に由来する細胞が悪性化したものという説が有力とされています。

主な検査と診断

外陰パジェット病の検査方法は、患部の病変部分を切り取っての組織検査によって行われます。
患部にできものが見られる場合には、浸潤性のがんが潜んでいることもあるため合わせて精密検査も行われます。

主な治療方法

外陰パジェット病の治療法は外科手術が基本となります。外陰部の病変部分を周囲の正常に見える部分を含めて切除する事が必要になります。
摘出した病変部位に浸潤性のがんが発見された場合には外陰部全体の切除と共にその周辺部のリンパ節も残らず切除します。
がんの転移がある場合には化学療法も合わせて行われることがあります。
なお浸潤性のがんが認められない場合の予後は良好です。