慢性リンパ節炎 マンセイリンパセツエン

初診に適した診療科目

慢性リンパ節炎はどんな病気?

リンパ節炎は、基本的に急性リンパ節炎と慢性リンパ節炎の二つに分類されており、慢性はリンパ節炎が長期に渡り続いてる状態のことです。
弱い刺激が繰り返しリンパ節に加わっている為に発症することもありますし、急性リンパ節炎が完治せずに慢性化して起こる場合もあります。
首や鼠蹊部などのリンパ節に腫れや痛みがみられます。

主な症状

慢性リンパ節炎の症状は、リンパ節の腫れが2〜3ヶ月続きます。
首のリンパ節でみられることが多く、急性リンパ節炎と同様に圧痛はありますが、痛みは軽度です。

主な原因

慢性リンパ節炎の原因は、他の疾患や急性リンパ節炎の慢性化によって引き起こされるものです。
リンパ節が常に弱い刺激を受けることによって起きます。多くの場合は咽頭炎、扁桃炎、虫歯に伴って発症するものと考えられます。
また、肺結核やトキソプラズマ症が原因となることもあります。

主な検査と診断

慢性リンパ節炎の検査方法は、血液検査による細菌感染の状態と、炎症反応である白血球の増加をみとめるかについて調べられます
。診察では、リンパ節炎の特徴である、手足の長軸方向に沿った赤い線が走っているか、慢性化した硬い索状物はないか確認されます。このような特徴がみとめられた場合には、押した時に痛みを伴うか、熱をもっているかなどが調べられます。

主な治療方法

原因となる疾患の治療を行います。原因疾患が治癒すると共に症状は軽快、治癒します。
感染症が原因の場合には抗菌薬を使用します。
虫歯が原因と考えられる場合には歯科で治療します。
トキソプラズマ症の症状が出ている時は強心剤を使った治療法が効きます。