慢性腰痛症 マンセイヨウツウショウ

初診に適した診療科目

慢性腰痛症はどんな病気?

慢性腰痛症とは、なんらかの原因によって慢性的な腰部の痛みが存在する状態です。急性の腰痛症と比較して用いられる言葉です。慢性の腰痛症の原因は一つではなく、詳しい原因が不明なケースも非常に多いと考えられています。一般的には生活習慣や腰部の筋肉の使い過ぎや過緊張が原因ではないかと考えられていますが、ほとんどは原因がわからないものです。

主な症状

慢性腰痛症の症状は腰全体に疲労感と脱力感を感じ、重みのあるズーンとした痛みが継続します。長時間同じような姿勢でいたり、湿気の多い日などは痛みが強く出ることがあります。また痛みも鈍い嫌な感じのする痛みと刺激のある痛み、電気が走ったような鋭い痛みなど人それぞれ状態は違ってきます。また痛い腰をかばうために足などに負担がかけてしまうこともあります。

主な原因

慢性腰痛症は急性腰痛症とは違い、はっきりとした原因の特定ができない「いわゆる腰痛」とされることも少なくありません。特定できる場合では、加齢や姿勢不良による変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、激しいスポーツなどによる腰椎分離症(腰椎分離すべり症)、椎間関節性腰痛症、婦人科疾患・消化器疾患・腎臓疾患といった内蔵の病気などが考えられます。

主な検査と診断

腰痛症には、ぎっくり腰に代表する急性腰痛症と慢性腰痛症とがあります。その検査方法には、ストレスなどや肥満などからなる場合もあるので、問診と診察所見を中心に行います。他にレントゲン検査や超音波検査などが行われることが多いです、それでもわからない場合は、CT検査やMRIの検査などが、おこなわれることもあります。でもストレスとかが原因も多く検査で出ない場合も多いです。

主な治療方法

慢性腰痛症にもっとも有効な治療法は運動療法です。正しい運動療法の始動を受け、継続的に実施することで再発の頻度はぐっと低くなります。時間はかかりますが、無理の無い範囲で継続することが重要です。正しい姿勢で座ることを心がけ、トレーニングやストレッチで腹横筋を鍛えましょう。筋肉の強化や持久力の養成が楽にできるウォーキングも有効です。