睡眠相前進症候群

初診に適した診療科目

睡眠相前進症候群はどんな病気?

睡眠相前進症候群とは、睡眠障害の病気の一つであり睡眠の時間が、決まって早い時間に眠ってしまうことです。なので早い時間に眠ってしまうので、深夜には目が覚めてしまいそのまま眠れなくなってしまいます。夕方の6時ころには眠ってしまい深夜の2時頃に目が覚めたりするようです。四十歳を過ぎたころになると、なりやすい病気で体内時計が前にずれてしまうことでおきる病気です。

主な症状

睡眠相前進症候群にかかると、夜まで起きていることができなくなります。就寝時間が早くなり、夕方にはゆっくりと眠り始めてしまうため、その結果、夜中や明朝に眼が覚めてしまうという症状が出るようになります。睡眠時間はふつうでも、時間がずれてしまうためにリズムが不規則になり、社会的な生活に支障をきたすことも、ありえなくはありません。

主な原因

睡眠相前進症候群の原因は、体内時計のズレにより引き起こされるものです。何らかの理由によって体内時計にズレが生じ、さらにそれが固定化されることによって、この病状を起こすことになります。要因の一つとしては、加齢があります。年齢を重ねると共に体内時計の周期が短くなるため、やがて睡眠の周期が24時間よりも短くなり、その結果病状を発症するということになります。

主な検査と診断

睡眠相前進症候群の検査方法は、まず患者に睡眠日誌を記載してもらい日常の睡眠のリズムの確認をし、その後必要に応じて数日間入院して、活動量測定、体温リズムの測定や終夜脳波測定、頭部画像診断などを行います。いずれにしても他の病気による症状でないことを確認する必要があり、他の病気でないと確認されて始めてこの症候群であると判断されます。

主な治療方法

睡眠時間帯が早くなってしまう睡眠相前進症候群は、加齢により体内時計の周期が短くなっている40歳以上の方に多いため、体内時計を正常化することが大切になります。治療法として、睡眠を引き起こすメラトニンの分泌を遅らせるために朝の日光浴を制限したり、高照度光療法も効果的です。早朝の日光の制限には、サングラスの使用が効果的です。