間代発作 カンダイホッサ

初診に適した診療科目

間代発作はどんな病気?

てんかんは脳内の神経細胞の電気的な興奮に伴い意識障害や痙攣(けいれん)が発作的に起こる脳の病気で慢性が特徴です。強直発作(きょうちょくほっさ)・間代発作(かんたいほっさ)の2種は伴うことが多いといわれています。いきなり四肢、体幹、頚部等の筋のつっぱり・こわばりが起こり意識消失とともに全身性強直痙攣が起こり間代性の痙攣発作へと移行しますが、発作は数分で治まり正常に戻るのが一般的です。

主な症状

間代発作は、てんかんにみられる症状の一つです。筋肉が緊張と弛緩の状態を繰り返し、手足をバタバタさせたり、顎ががくがく震えるような動きが見られます。多くの場合、意識消失とともにはじまり、数十秒から数分間、全身けいれんののち、意識がもうろうとした状態、あるいは睡眠に移行したあと正常に戻ります。発作の間は呼吸が止まり、チアノーゼの状態になりますが、発作が終わると呼吸も回復するので心配ありません。

主な原因

間代発作(かんたいほっさ)とは、てんかんの発作の種類のひとつです。てんかんとは、脳内の神経細胞の異常な電気的興奮にともない意識障害や痙攣(けいれん)などが発作的に起こる慢性的な脳の病気です。この電気的興奮をもたらす原因は解明されてませんが、脳の種々な箇所で起こるために症状も様々です。異常脳波としてあらわれるために、脳波の検査が必要となります。

主な検査と診断

間代発作の検査方法は、まずはカクカクと手足が動くような発作が起きたかどうかを問診します。起きている場合には、次に脳波検査を行い、特有のてんかん波などが出てないかをチェックするのです。また最近ではCTやMRIによる検査も行われていますから、これによって突発性であるか、それとも恒常性のものかということも見分けられるようになっています。

主な治療方法

フェニトインという薬品を使用すると、間代発作を起こさなくなります。フェニトインの他に、バンビツール剤という抗てんかん薬も発作の治療に使うことが可能です。発作の症状が重症の時は、フェニトインとバンビツール剤を投与すれば発作が治まります。日常的に抗てんかん薬を内服する治療法を受けると、発作を起こす頻度を大幅に減らす事が出来ます。