下腿骨骨折 カタイコツコッセツ

初診に適した診療科目

下腿骨骨折はどんな病気?

下腿骨骨折とは、膝から下の部分を構成する下腿の骨が折れてしまうことを意味します。下腿の骨には2種類あります。脛骨と腓骨ですが、どちらが骨折した場合でも下腿骨折と呼ぶことができます。骨折の中では比較的珍しいタイプのものであるといえます。何かに強くぶつかった場合などにおこることが多いようです。その他の部位の骨折と同様、治療中は安静が必要になります。

主な症状

下腿骨骨折とは文字通り下腿を構成する骨である脛骨の骨折の事をさします。症状としては特に脛骨中央である骨幹部の骨折は歩行困難になる程の痛みを呈します。また程度が酷ければ下腿の変形が生じたり開放骨折の様相を呈します。またこの部位はコンパートメント症候群をおこす可能性が高く、下腿筋肉群の閉鎖領域に出血が溜まり内圧の増加による痛みが起こります。放置したままにしておくと最悪筋肉の壊死を招きます。

主な原因

下腿骨骨折の原因としては、骨に大きな外力や捻転力が働き、それが介達外力することによって下腿骨が骨折します。骨に大きな外力がかかるものとして最も多いのが交通事故で、骨に捻転力がかかるものとして多いのが、スキー中の転倒事故によるものです。交通事故での骨折の中で一番多いのが下腿骨の骨折であり、開放骨折になりやすく、感染症に注意をすることが必要です。

主な検査と診断

下腿骨骨折の検査方法と言うのは、レントゲンです。触診をすることもありますが、キチンと治っているかどうかを判断するにはやはりレントゲンが一番です。レントゲンをするところとしてはそれほど難しいことではありませんし、影になって判断が難しい臓器があるわけではありませんので、診察はかなり正確に判断できることは間違いないことです。

主な治療方法

下腿骨骨折の治療法は保存療法が中心です。患部の骨折箇所を手で原状回復してからギプスやサポータを利用してしっかりと固定します。骨が大きく割れている時は医療用ボルトや医療用釘で固定します。骨折箇所の固定が終わると骨折箇所に負担をかけないようにベッドで安静にして過ごします。ある程度骨がつながったら筋力回復のために歩行訓練を行います。