離人神経症 リジンシンケイツウ

初診に適した診療科目

離人神経症はどんな病気?

離人神経症とは、どんな病気かというとうつ病や、統合失調症になった場合にもこのような症状になる場合があり、自分が考え行動していると思えないとか、て現実感喪失症候群とも呼びます。自分が自分であるという感じがしないとか、自分の体や、頭が自分のもののような気がしないなど、現実感を一時的に失ってしまうまで達することがあります。そのために疎外感が生じ、不安、焦燥感を伴ないます。

主な症状

離人神経症にかかると、現実感を喪失するという症状が起きる事が多いです。自分が自分でないような気がしたり、何をしても非現実感が拭えず、生きている人間の中で生活している気がしない、見るものや聞くものに実態があるように感じず、すべてが無機的なものと感じるなど様々です。何かを考えていてもそれが自分の頭で考えているような気がしない事もあります。

主な原因

自分が自分でないと感じる離人神経症は、神経症としては比較的珍しい病気です。その原因は精神的なものが主です。戦闘や交通事故、レイプなどの精神的ショックが挙げられます。これらの精神的なストレスが引き続いてしまうと、急性に起こることが多いです。必ずしも精神的なストレスにより引き起こされるのではなく、身体疾患、疲労や睡眠不足がきっかけとなることもあります。

主な検査と診断

離人神経症の検査方法としては、患者からの問診により、自己の精神過程、身体から遊離してあたかも自分が外部の傍観者である科のように感じていることを確認する。さらにその離人感覚の最中の現実検討は正常で妄想などは見られないことを確認する。そして患者が離人症状によって現実の仕事や日常生活に苦痛困難を感じていることを訴えている等の確認により診断される。

主な治療方法

離人神経症の治療法は、特異的なものはありません。ストレスに起因して発症することが多いので、カウンセリングによってストレスの要因を解明して、それらを軽減したり、対処することは有効です。ストレスの元を回避することが、重要とされています。しかし、慢性化しやすいので、カウンセリング療法だけでは十分な効果が見られないとの報告もあります。